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【仙台コミュニケーションアート専門学校】 「せんだい畑から復興!プロジェクト」~仙台市や地元レストランと「食」を通して震災復興支援~
仙台コミュニケーションアート専門学校カフェ・パティシエ科、調理師科は東日本大震災直後の2011年4月に開校。第一期生から、数々の被災地での食のプロジェクトやボランティア活動に参画してきました。
今年度は仙台市経済局農林部東部農業復興室からの依頼で、津波による塩害に遭った仙台東部農業地域の復興を目的とした「せんだい畑から復興!プロジェクト」に取り組んでいます。内容は、仙台野菜を活かしたメニューコンクールで、審査を通過した作品を、地元のレストランやホテルのメニューに期間限定で採用してもらい、地場野菜の消費拡大につなげていこうというものです。
学生たちの応募は13組、39名。一次審査を通過した10組、22名が10月23日の最終審査に臨みました。審査員として東北農政局と仙台市経済局農林部のご代表をはじめ、ホテル料理長や飲食店のオーナーら8名が来校。フランス料理や日本料理、イタリア料理など、学生たちが出品した料理の盛り付けの審査からスタートし、次に試食して、味付けや宮城県の食材の活かし方、独創性、プレゼンテーションなどの項目について、一つ一つ丁寧に採点を行いました。
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一次審査を突破したグループが最終審査に臨む
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味付け、食材の活かし方、盛り付け、独創性、試食とプレゼンテーションによる審査
審査にあたった仙台市青葉区の老舗イタリアンレストラン「パリンカ」のオーナーは「すぐにでもメニューに取り入れたい」とコメント、東北農政局の担当官は「独創性あふれるメニューを提案いただき、消費拡大につながるよう広く展開していきたい」と発言されるなど、それぞれ力強いメッセージをいただきました。
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仙台野菜を活かした様々な料理
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仙台野菜を活かした様々な料理
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仙台野菜を取り入れたスイーツ
優秀作品の「カリフラワーのスープ・キャベツと鶏肉のラビオリ添え」「ムース・オ・ソイ・エ・ヴェール(小松菜と豆乳のムース)」は、11月6日~17日の間、さっそく「パリンカ」のメニューに期間限定で採用され人気を呼びました。第2弾として、ホテルレオパレス仙台「トラットリア クチーナ オランジェリー」や仙台市内の和食店でも、優秀作品が提供される予定です。
コンクールの結果は地元紙の「河北新報」にも取り上げられ、「仙台市」のホームページにも掲載されています。今回のプロジェクトを機に、仙台野菜への関心が高まれば、塩害に遭った仙台東部農業地域の復興にもつながることでしょう。
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採用された「カリフラワーのスープ キャベツと鶏肉のラビオリ添え」
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採用された「ムース・オ・ソイ・エ・ヴェール(小松菜と豆乳のムース)」
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地元新聞社「河北新報」に掲載された記事
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掲載されている仙台市のHP
http://www.city.sendai.jp/news/2014/d/1215554_2395.html
河北新報オンラインニュース
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141105_15040.html
(村山)