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ハラスメント研修・面談力向上研修を実施しました! 「6秒ルール」から「聞く姿勢」まで 東洋医療専門学校

 東洋医療専門学校は8月19日(月)に学内教職員研修を行いました。救急救命士学科の講師としてお世話になっている株式会社アドバンストコミュニケーション代表取締役、岡井保千代先生をお招きし、ハラスメントおよび面談力の向上についてご教示いただきました。

 近年、日本においてハラスメントという言葉の浸透率がますます高まっており、その種類も多種多様なものへと変化しています。岡井先生には、組織として不適切な行為を防ぐため、具体例や対処法を交えたハラスメントの講義を行っていただきました。参加した教職員からは「良いと思ってやっているつもりでも、相手にとってはそうでないかもしれない」「言動一つひとつに気を付ける必要があると感じた」といった声が多く聞かれ、相手の立場となって考えること、配慮をもって適切なコミュニケーションを取ることの大切さを学ぶ機会となりました。

 また、ストレスの蓄積がハラスメントを引き起こす要因となることもあるため、アンガーマネジメントについてのご指導も受けました。ある程度の怒りは6秒で沈静できるという「6秒ルール」など、実践的なマネジメント方法を学びました。各自が怒りの感情を適切にコントロールすることでストレスを軽減し、生産性の高い職場を目指していきたいと考えます。

 午後の部では面談力向上の研修を実施。在学生や高校生と面談を行う際、学生・生徒から切れ間なく語り続けてくれることは大変稀です。しかし、ただの質疑応答となってしまっては、本音を引き出すことは難しくなります。そこで、岡井先生は「聞く姿勢」に焦点を当てた講義を行ってくださいました。

 初歩的な聞く態度から、効果的な相槌といった応用テクニックまで、面談の技術を習得できる充実した時間となり、「一度の会話で全てを知ろうとせず、沈黙を恐れない」という心構えを伝えてくださいました。プログラムにはペアワークやグループワークも取り入れていただき、「聞く姿勢」の重要性を体感することができました。

 1日の研修を通して、組織全体のレベルアップを図ることができました。ハラスメント研修で学んだ教職員同士の円滑なコミュニケーションを活かし、学生に対してより充実した面談を行っていけるよう努めてまいります。

東洋医療専門学校 事務局 津田 瑞希)