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運動部の高校生のためのメディカルトレーナー講習会を実施しました!大阪医療福祉専門学校
高校運動部の選手やマネージャーらを対象にした「メディカルトレーナー講習会2024」が、滋慶学園グループの大阪医療福祉専門学校(大阪市淀川区)で開かれました。理学療法士学科の菊地淳先生(49)が、ケガの応急処置や予防のためのコンディショニング、パフォーマンス向上のためのストレッチングなどを指導。学校スポーツをより安全に行うための啓発活動として、“出張講習会”も積極的に行っていきたい、といいます。
メディカルトレーナー講習会は、スポーツでのケガの予防やケガをした場合の効果的な処置法などを身に付け、安全に部活に取り組んでもらおうと毎年実施。菊地先生が講師をつとめ、メディカルトレーナーコースで学ぶ学生がサポートをしています。今回の講習会は2回に分けて3月に行われ、大阪府内の高校の硬式野球部やバレーボール部、バスケット部の選手やマネージャーら約70名と、医療機関の理学療法士や協力企業の担当者、卒業生ら約30名の計約100名が参加しました。
最初に、菊地先生がケガをした直後の応急処置の方法などを座学で伝授。スポーツでは指先・爪にストレスがかかることが多く、割れた爪の処置法や傷んだ爪の保護、爪の手入れについても詳しく指導しました。またテーピングのやり方はグループに分かれて実習。身体のコア(体幹部のインナーマッスル)を鍛えるトレーニングはかなりキツイようで、生徒たちはメディカルトレーナーコースの学生たちに支えてもらいながら身体で覚えていました。
「スポーツ科学に基づいたトレーニング方法を広める必要がある」
このほか男女によるカルシウムの取り方、貧血を予防する食事、鉄分やビタミン類の効果的な摂取法など、高校生アスリートに必要な栄養の取り方についての詳しい講義がありました。
講習会の最後は、身体のコンディショニングと同等に重要なアスリートのモチベーションに関する講義でした。アスリートのEQ(Emotional Quotient;心の知能指数)について学び、アスリートEQプロファイラーの資格を取得している菊地先生が、EQを知ることで自己の行動特性を俯瞰し、どの要素が足りないのか、あるいは苦手なのかを明確にすることで感情をコントロールし、練習や試合に臨むうえで潜在的な意識をポジティブ化するためのヒントをレクチャーしました。
講習会終了後、さっそくトレーニングの個別指導の希望を申し出るグループもいました。
菊地先生は「中学・高校のスポーツは、事故やケガの予防の指導が必ずしも十分でなかったり、ケガをした場合の対応も適切でなかったりする場合があると見受けられます。だからこそスポーツ科学に基づいたトレーニングや応急処置法を広める必要があります。講習会で学んだことは他の生徒にも伝えてほしいし、依頼があれば個別ケアも受け入れます。2日間の講習会が満席となり、当日来られなかった高校(3校)からは出張講習会のご依頼をいただき、6月に出向くことになりました」と話しています。
(Web広報センター)