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新大阪歯科技工士専門学校、新大阪歯科衛生士専門学校、東洋医療専門学校の卒業式が執りおこなわれました! 医療者として精進することを誓った日
春分の候の3月21日(木)、滋慶学園グループの学校法人 大阪滋慶学園の新大阪歯科技工士専門学校、新大阪歯科衛生士専門学校、東洋医療専門学校の卒業式が、大阪市中央区のホテルニューオータニ大阪で行われました。式辞に立った東洋医療の太田宗夫学校長は「今日は医療者として人生をデザインする日、精進を誓う日です」と語り、医療者のあるべき姿に言及。「凛として生きよ」という言葉で見送りました。医療のプロとして羽ばたいていく469名の卒業生たちは希望に満ちた表情で、喜びが弾けるようでした。
式典は大勢の保護者、来賓が出席し、厳粛な雰囲気の中でスタート。国歌斉唱はグループ校の大阪スクールオブミュージック専門学校(OSM)のゴスペルアンサンブルが先導しました。卒業証書と専門士称号の授与では、新大阪歯科技工士専門学校の卒業生総代に選ばれた赤堀七菜さん、新大阪歯科衛生士専門学校の総代の福田涼葉さんが登壇。山本照子学校長から証書を授与されました。東洋医療専門学校は、柔道整復師学科の清水智弥さんが代表して、太田宗夫学校長から証書を受け取りました。
「社会への奉仕する責任と義務が生じたと心得て」 太田宗夫学校長
全国救急救命士教育施設協議会顧問であり、医学博士の太田学校長は挨拶の冒頭、“医療者の先輩”として「卒業式を迎えたということは、医療のスペシャリストとして承認されたということです。社会に奉仕する責任と義務が生じたと心得てください」と語りました。
太田学校長は、現代医療がめざましい進歩を遂げている一方で、医療倫理がますます厳しくなっていることを指摘したうえで、医療という職業について語りました。「すべての人が例外なく最も大切に思うことは『生命と健康』です。そのための援助を委託されるのが医療者で、患者さんが良くなった時に見せてくれる喜びは、われわれの医療者の喜びでもあるのです。そういう意味でやりがいのある仕事だと認識し、生涯をかけて行う価値があるということを知ってほしいと思います」と説きました。
好ましい医療者は如何にあるべきかについて、「生命と健康に価値観を収斂するという思想を持ってほしい。医療に携わる人が時々見せるものの考え方―自然科学を基調とする思考行動体系は、その人の経験と成熟度を示す指標です。焦らずじっくりと腰をすえ、新しい自分のあるべき姿を描いてほしいと思います」と述べました。
そして専門職・医療者・社会人の3つの側面から成熟のシナリオを考えるようアドバイス。「明日からの色んな人との出会いの量は膨大で、そこから学ぶことも膨大。ーつひとつの出会いを大切にして、社会人として成熟をしてほしいと思います。品性を失うことなく、自信を持って誇り高く生きてください。『凛として生きよ』という言葉をもって諸君を学園から送り出します」と語りました。
「人間関係は将来の財産、学校は皆さんの故郷です」 浮舟邦彦総長
歯科技工士や歯科衛生士、鍼灸師、柔道整復師など業界団体の代表などの来賓紹介に続き、学校法人大阪滋慶の理事長である滋慶学園グループの浮舟邦彦総長が祝辞を述べました。
「皆さんはスペシャリストとしての基本はできました。これから職場においてキャリアアップしていかなければなりません。プロとして成長していかなければならないのです」と浮舟総長。“プロは仕事を通して成長していく”という成長の原則について力説しました。これからも学び続ける姿勢を大切にするよう強く求め、歯科技工士、歯科衛生士、鍼灸師、柔道整復師など専門職の業界団体、各学校の同窓会の活動・研修に積極的に参加することを勧めました。
そして「皆さんは素晴らしい仲間たちと一緒に同じ道を目指しました。この仲間との人間関係を大切にしてください。お世話になった先生、業界の方々との人間関係を大切にしてください。皆さんの大きな財産になるはずです」と語りました。
「学校は皆さんの故郷。キャリアセンター、国家試験対策センターはいつまでも皆さんのセンターであり続けるでしょう。滋慶学園グループは北海道から九州まで多くの専門学校があり、そのネットワークをも活用してください。皆さん一人ひとりが自信を持って、自分の道をしっかり歩まれるよう祈念します」と激励し、スピーチを締めくくりました。
笑顔があふれる卒業生 再開を誓い合いました
この後、各賞の表彰にうつりました。一日も休まずにすべての授業に出席した学生を称える皆勤賞は、新大阪歯科技工士が8名、新大阪歯科衛生士が12名、東洋医療が16名。大阪府知事賞と学校長賞は、受賞した各校の卒業生一人ひとりの名前が紹介されました、
式典のフィナーレは、OSMゴスペルアンサンブルによる感謝の気持ちを込めた「セントエルモの灯」の合唱です。美しいコーラスとともに、モニター画面に映し出された思い出の写真。卒業生らは苦労したこと、楽しかったことを振り返り、胸を熱くしているようでした。涙ぐむ人もいました。
閉式後、拍手で見送られた卒業生たちは、満面の笑顔。再会を誓って記念写真を撮る姿があちらこちらで見られました。
(Webセンター)