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学校法人新歯会東洋医療学園の卒業式 業界トップや先生方からの激励の言葉を胸に歯科の世界へ
2014.04.04
滋慶学園グループの2013年度最後の卒業式として、学校法人 新歯会東洋医療学園の新大阪歯科技工士専門学校と新大阪歯科衛生士専門学校の卒業式が3月25日(火)、東洋医療専門学校の卒業式が3月26日(水)、大阪・新大阪のホテル大阪ガーデンパレスで行われました。
「末来へつながる手」をテーマに行われた25日の合同卒業式では、卒業生ひとり一人の名前が読み上げられたあと、新大阪歯科衛生士専門学校夜間部総代の寺田奈緒さんをはじめ、歯科技工科のⅠ部、Ⅱ部、専攻科と、歯科衛生士学科昼間部の各総代に作田守学校長から卒業証書、修了証書が授与されました。また在学中に優秀な成績や活動実績を残した学生に皆勤賞、精勤賞、大阪府知事賞、日本歯科技工士会会長賞、日本歯科衛生士会会長賞、滋慶学園グループ総長賞、学校長賞などがそれぞれ贈られました。
大阪大学名誉教授で歯学博士の作田守学校長は「まだまだ厳しいこの時代に多くの求人数に恵まれて、100%就職が決まって卒業される皆さんは実に幸せです。皆さんの仕事は歯を通じて人の健康保持・増進に関わる大切な仕事です。スウェーデンで行われたアンケート調査結果によると、『歯を失う』『入れ歯を入れる』ことは『結婚』『定年退職』『転職』よりも上位にくる人生の中での大変な出来事だという結果でした。日本はそこまでではないかも知れませんが、グローバルな視点から、皆さんの職業の重要性が分かると思います。皆さんの丁寧で親切な仕事は、患者さんからの感謝につながります。その結果、専門家として皆さんは高い評価を受けることになるでしょう。この学校で学んだことの誇りと仕事へのやりがいを胸に、笑顔を忘れずに頑張って下さい」と告辞を行いました。
宮川藤一郎理事長は「皆さんは明日から楽しみにしていた社会人になります。不透明な激しい変化の時代こそ、皆さんのように専門知識や技術を身につけていることが優位性を発揮することになります。専門性の高い歯科技工士、歯科衛生士という医療系の国家資格をめざして努力され、晴れて本日の卒業式を迎えられたことに心から敬意を表します」と祝福の言葉を述べた後、“最後の授業”として、目標・目的をしっかりと確認したうえで①主体性を持って積極的に取り組む②前に向って考えて行動する③チームワークを大切にする、を心に刻んでそれぞれ有意義な人生を送るように訴えました。
浮舟総長「学び続けるために同窓会や歯科技工士会、歯科衛生士会に加入を」
続いて滋慶学園グループを代表して浮舟邦彦総長が「こうしてみると、皆さんは歯科技工士の業界、歯科衛生士の業界でしっかりと働いていける身構え、気構え、心構えをしっかりと身につけて今日の卒業式に臨んでおられます。この卒業式はこれから始まるキャリア開発のスタートでもあります。明日からは皆さんは仕事を通して成長して行くのです。難しすぎる仕事にぶつかるかも知れませんが、チャレンジしていく勇気をもって努力して下さい。失敗してもそれを経験として積み上げていく努力を怠らないで下さい。それがプロとして成長していく大きな糧となります。どのような仕事であれ、誠実にチャレンジして行って下さい。仕事に誇りを、仕事にアイデンティティを持って下さい。明日からの職場が皆さんの新しい道場です。明日からの先輩が、同僚が、お客様が皆さんの先生です。そして生涯学び続けるという習慣を身につけて下さい。そのためにも同窓会や歯科技工士会、歯科衛生士会に加入して下さい。そこで素晴らしい先輩たちから様々なことを学び取って下さい。日進月歩の技術を学び続けることが大切です。そして素晴らしい仲間との人間関係、仕事を通しての人間関係を大切にして、よしやるぞ!という強い思いの一歩を踏み出して下さい」と激励しました。
業界からのご来賓を代表して卒業生でもある社団法人大阪府歯科技工士会の時見高志会長から「専門家であるかぎり出来て当たり前であり、失敗は許されません。しかし、そうはいいましたが、失敗を恐れる必要はありません。なぜ失敗したかを考えることが大切です。それによって人は成長するのです」と貴重なアドバイスが寄せられました。また社団法人大阪府歯科衛生士会の丸山直美会長からも「口腔衛生は現在、歯科だけではなく、病院、介護などからも注目されて期待されています。先輩たちが努力を重ねてこられた成果です。皆さまもより多くの人に口腔衛生の重要性を知ってもらえるように一日一日を大切に努力し、取得した資格を生かして生涯活躍できるように努力して下さい」と、門出を祝していただきました。
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大阪府歯科技工士会の
時見高志会長 -
卒業生代表としてお礼を述べる
武田英里さん -
大阪府歯科衛生士会の
丸山直美会長
最後に新大阪歯科衛生士専門学校夜間部の武田英里さんが卒業生を代表してお礼の言葉を述べ、卒業生たちは全員、回れ右をして大勢の保護者の皆さんから拍手を受けながら扉に向い、羽ばたいてゆきました。