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学生が企画・運営する子ども食堂で「そうめん弁当」 オープンキャンパスでライブ中継しました 大阪保健福祉専門学校
大阪保健福祉専門学校 社会福祉科(4年制)の学生たちによる子ども食堂が8月20日(土)、大阪市淀川区のNPO法人「ここから100」で行われました。学生が中心になって企画・運営する子ども食堂の“第2弾”で、夏らしく「彩りそうめん弁当」100食分をサービス。学生たちはボランティア活動を通じ、地域の子どもたちとの交流を深めることができました。子ども食堂の様子は学校のオープンキャンパスでライブ中継され、高校生たちは興味深く視聴していました。
社会福祉科 地域福祉専攻ではボランティア演習の一環として、学生が地域の福祉活動を実践できる場を提供し、「対人援助職」(社会福祉士、精神保健福祉士など援助が必要な人をサポートする仕事)に必要な力を養うことを目的に、地域のNPOの方々とともに活動を行っています。
NPO法人「ここから100」(金山佳子代表)は、子育て世代やシニア世代などの多世代交流に取り組んでおり、子ども食堂は「ここから100」とのコラボレーション企画です。毎月行われており、学生たちは毎回、運営協力をしています。5月の子ども食堂では学生がメニューを考え、試作を重ねたちらし寿司弁当を提供。8月は夏らしくそうめん弁当を作ることになりました。
当日は午前中から学生たちが、大阪市淀川区十八条の「ここから100」に集合。中谷幸子先生の指導で、茹でたオクラやパプリカを刻んだり、錦糸卵を作ったり、そうめんを湯がいたり、テキパキと作業をしました。そうめんのつゆはジェルの状態にして、そうめんに散らしてのせるように工夫。「ここから100」に登録している地域ボランティアの方々がサポートし、一緒に準備をしました。
高校生は生き生きした学生たちの活動を目の当たりに
完成した100食分のそうめん弁当と、地域のボランティアの皆さんが作ったおにぎりを、子ども食堂の会場に運び、午後4時にオープン。大勢の子どもたちがお父さんやお母さんと来店してくれました。学生たちはひとり一人にそうめん弁当を手渡し、ミックスジュースやお菓子を振る舞っていました。
また、学生たちがそうめん弁当の準備をしているシーンは、学校とZoomでつないでライブ中継。オープンキャンパスに訪れた高校生がライブで視聴し、学生たちはメッセージを送ったり、説明をしたりしていました。高校生は生き生きした学生たちの活動を目の当たりにして、よりいっそう学校・学科に興味を持ったようでした。
午後から来校された高校生たちには、そうめん弁当の仕上げ作業と、こども食堂でのお弁当配布にも参加してもらい、地域福祉活動を体感してもらう絶好の機会となりました。
ボランティア演習で子ども食堂の企画・運営に毎回かかわっている地域福祉専攻3年の福島勇樹さんは「子ども食堂の活動を通じて、いろんな人と出会えて、いろんなことを学べたことが僕にとって大きいです。もともと人と話をするのが苦手だったのですが、人とのコミュニケーションが、これまで以上に取れるようになったと思います」と感想を語っていました。