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卒業式シーズンがスタート、夢を叶えた卒業生が社会へ旅立つ。 【名古屋コミュニケーションアート専門学校】卒業式

鶏徳尚雄学校長から卒業証書を授与される木村美香さん

 滋慶学園グループ校の先陣を切って、2014年3月5日(水)、名古屋コミュニケーションアート専門学校の卒業式が、ウェスティンナゴヤキャッスルで行われました。当日は生憎の雨にも関わらず華やかな袴姿、凛々しいスーツ姿に身を包んだ卒業生らと、各業界からの来賓および教育顧問、講師、さらに多くの保護者など、約1,000名が列席しました。総合デザイン科の木村美香さんら代表7名に、卒業証書と専門士の称号が授与され、608名の卒業生がそれぞれの新たな夢に向かい母校を巣立ちました。

鶏徳学校長「信頼される職業人に」、
浮舟総長「学び続けること、人的ネットワークを大切に」

鶏徳学校長鶏徳学校長
滋慶学園グループの浮舟総長滋慶学園グループの浮舟総長

 鶏徳学校長は式辞のなかで「これから飛び込んでいく実社会の仕事では、教えられた通りには進まずまず悩むもの。そのときは基本原則に戻り、繰り返しながら仕事に励んでください。次は臨機応変に仕事ができるようになり、さらに経験を積めば新しい境地を開くことができるでしょう。そして、信頼される職業人になれると思います」と述べました。

 続いて浮舟総長は、筋ジストロフィーという病気に冒されながら、自分と同じような病気の子供たちに“語り”を持って勇気を与えたいと、2年前にDJ&ナレーターコースに入学した相羽崇巨さんを紹介しました。「相羽さんは、1年次は100%、2年次は92%の出席率で、海外研修にも参加、学園祭では司会を務められました。また、名古屋のFM局でディスクジョッキーを先生と一緒に実習したことも聞いた。活動拠点として事務所も決定されています。これは、本人の努力もご家族のご努力ももちろんのこと、一緒にそれを支えた友達、それをなし得たクラスメイトである卒業生の皆さんを、本当に誇りに思います。崇巨さんのこれからのご活躍を祈念しながら、今日この卒業式に私も臨んでいます」と述べました。さらに、「卒業式を“コメンスメント・エクササイズ”と英語で言いますが、 語源は“実習の始まり”です。これからがまさに真のプロのスタート。明日からの現場、それが皆さんにとっての新しい道場であり、教室。そこで自分のアイデンティティと仕事を大切に、そして、学び続けるということの大切にしてほしい。また、友達、先生、先生また業界の方々とのネットワーク、そして明日から始まる新しい仕事での業界の方々、お客様は皆さんにとっての財産。人的ネットワークを大切に、明日からの新しいステージに“よし、やるぞ!”という強い思いで一歩を踏み出していかれることを祈念します」と卒業生を激励しました。

各賞表彰

在学中の功績、企業課題等の優れた活動、作品を讃える
 3年間無遅刻・無欠席で全ての授業に出席した総合デザイン科の寺澤杏依美さんら37名の皆勤賞、100名の精勤賞受賞者をはじめ、各賞の表彰が行われました。

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  • 3年間無遅刻、無欠席ですべての授業 に出席した寺沢杏依美さん

  • 3年間無遅刻、無欠席ですべての授業に出席した寺沢杏依美さん

文部科学省『被災地における植生回復・土壌改良技術の人材育成事業』に取り組み、理事長賞を受賞したエコ・ コミュニケーション科スタッフを代表して、覚野博夫理事長より表彰状を受け取る長縄なるみさん

 企業課題や卒業・進級制作展、社会問題などから優れた活動には、学校長賞、理事長賞、総長賞、本学園グループの研修・教育機関である滋慶教育科学研究所(JESC)から、それぞれの専門分野において将来が期待される卒業制作展の研究や制作にJESC各賞が贈られました。
文部科学省『被災地における植生回復・土壌改良技術の人材育成事業』に取り組み、理事長賞を受賞したエコ・ コミュニケーション科スタッフを代表して、覚野博夫理事長より表彰状を受け取る長縄なるみさん

在学中に取り組んだ社会貢献活動の募金を贈呈

公益財団法人日本骨髄バンクへの募金贈呈公益財団法人日本骨髄バンクへの募金贈呈

 学生が取り組んだオリジナルミュージカル「Hospital of Miracle」、オリジナル演劇公演「見上げれば、青い空2013〜果たして、僕らは、生きている〜」の来場者からの募金44万7,137円が、公益財団法人日本骨髄バンク、財団法人夏目雅子ひまわり基金へ学生代表から贈呈されました。

湯川れい子名誉学校長

「50年後のゴールを目指して、心から愛することに夢中で取り組んで」

湯川れい子名誉学校長湯川れい子名誉学校長

 湯川名誉学校長は前日にご覧になったザ・ローリング・ストーンズのコンサートから「皆さんが船出するのは大変な社会なんじゃないかと思います。でも、そのなかで本物は強い、本物は売れるんです。昨日もそのコンサートを聴きながら、どうして70歳になっても、あんな風に心から走り回れるんだろう?と考えました。それは彼らが、どうやったら明日も歌えるんだろう。どうやったら60歳になっても俺はステージに立っていられるんだろうと、そのことだけに必死に取り組んできたからなんです。海外からも来ていたたくさんの人たちが感動しているのを見ながら思いました。どんな時代だろうと、自分の好きなことに必死になって取り組んでいくことで、あんなに軽々とハッピーに生きていけるんだということなんです。ウクライナもシリアもきな臭い時代を迎えています。でも、忘れないでください。人は流す涙は同じなんです。自分の心から信じるものに、心から愛することに夢中で取り組んでみてください。厳しい社会かもしれません。それでも希望を持って明日に船出していって、最低50年後のゴールを自分のゴールだとそれを目指して、楽しく笑って生きていってください」と暖かい言葉が贈られました。

卒業生代表 松井寿子さんの謝辞

「先生方、仲間とのすてきな出会いに感謝し、胸を張って活躍していきます」

謝辞を述べる松井さん謝辞を述べる松井さん

 子供ころからの夢であるドルフィントレーナーとして、水族館で多くの人に感動を与える夢に向けて新たな一歩を踏み出す、エコ・コミュニケーション科の松井寿子さんが、涙をこらえながら謝辞を述べました。「在学中、私はいくつもの壁にぶつかりました。悩み立ち止まってしまいそうなとき、夢へと走り続けることができたのは、先生方、家族、何より仲間達の存在でした。私たちはそれぞれの思いを持ち、業界へ飛び込もうとしています。夢はここで終わりではないと思います。学び続け、進み続け、夢へと走り続ける気持ちを忘れずに進んでいきます。そう思えるのも、この学校に入学し、先生方、仲間とのすてきな出会いがあったからだと思います。私はこの出会いに感謝しています。そして、すてきな出会いをくれた両親にも感謝します。この学校から業界へ行くと決めたとき、大学へ行ってほしかったと思います。しかし、決めたことはあきらめないという私の性格を両親はわかっていてくれました。不安はたくさんありましたが、それを自分の力とし頑張ることができました。ありがとうございました。明日から私たちは、社会人、業界人として恥じないよう、胸を張って活躍していきます」

ゴスペルアンサンブルの卒業生と在校生が、共に奏でる最後の演奏ゴスペルアンサンブルの卒業生と在校生が、共に奏でる最後の演奏

 最後は、演奏池末信副校長の指揮で、キーボードのミッキー吉野、元プリンセス・プリンセスのメンバーでベース渡辺敦子、ドラムの富田京子、ギターの引田寿徳と泉本啓三という豪華な顔ぶれの先生方の演奏をバックに、NCAゴスペルアンサンブルによる「翼をください」を演奏、感動的に式典を締めくくりました。

2013年度 卒業式日程

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