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江戸川区SDGs推進部との連携プロジェクト 最優秀賞を受賞した2名の東京コミュニケーションアート専門学校生に斉藤猛江戸川区長から表彰状が授与されました
東京都江戸川区と学校法人滋慶学園グループは包括的連携に関する協定を締結し、連携しながら地域の発展に貢献する取り組みを積極的に行っています。その一環として、東京コミュニケーションアート専門学校が江戸川区SDGs推進部より『「SDGs Month in EDOGAWA」ラッピングバスデザイン』の課題を頂き、クリエーティブデザイン科コミックイラスト専攻とイラストレーター専攻の2年と3年の学生がラッピングバスデザインに取り組みました。
国の「SDGs未来都市」に選定された江戸川区では、国連が定めた持続可能な開発目標SDGsを推進。9月25日(土)から11月20日(土)をSDGs推進月間「SDGs Month in EDOGAWA」に設定し、SDGsへの関心を高める様々な取り組みを実施しました。ラッピングバス企画はその事業の一つです。
このほど学生から提出された全79作品に対する最終審査が江戸川区役所で行われ、最優秀賞に2作品が選ばれ、ラッピングバスのデザインとして採用されました。
11月9日(火)には、江戸川区の斉藤猛区長が東京コミュニケーションアート専門学校に来校。表彰式が行われ、最優秀賞を受賞したイラストレーター専攻2年の前田さんとコミックイラスト専攻2年の長谷川さんの2人に表彰状が授与されました。
斉藤区長「3秒で心に留められる作品」 受賞学生「SDGsに貢献できていると感じられて嬉しい」
斉藤区長の来校は限られた時間の中でしたが、表彰式の前に最優秀賞をとった2人と東京コミュニケーションアート専門学校の篠塚正典学校長も加わり、今回の課題やデザインについて歓談をしました。「実際に走っているバスを見てどう感じましたか?」という斉藤区長からの質問に、「自分のデザインしたバスを見て、SDGsの取り組みに貢献できていると感じられ、嬉しいです」(長谷川さん)、「デザインが実物になったバスを見ると、その迫力にやり遂げたという実感が湧いて感動しました」(前田さん)と、学生たちは緊張しながらも笑顔で答えていました。
また2名の作品について、同区長から「審査の基準はいくつかありましたが、走っているバスが目の前を通る時間が約3秒、その3秒でいかに心に留められるかです。この2つの作品はそれがとても良かったと思います」と評価していただきました。そして「去年江戸川区民のSDGsについての認知度を調査したところ、23%しか知らないという結果でした。4人に一人ではなく、もっとSDGsを知ってもらおうと行事や事業を行っており、今回のラッピングバスもその一つです。ご協力をいただき、ありがとうございました」とお礼の言葉もいただきました。
東京コミュニケーションアート専門学校では、今後も江戸川区との様々な連携を通して、地域の発展に貢献していきます。
今回、都営バスに採用された前田さんの作品のコンセプトは「伝わりやすさ」。SDGsのアイコンを模して、江戸川区を象徴する金魚や花火など、独自に考案したアイコンを配置するとともに、濃い紫を基調にした力強い色合いが特徴的な素敵なデザインです。
京成バスに採用された長谷川さんの作品は、江戸川区の伝統工芸品である江戸扇子を採用した17色の鮮やかなデザインが特徴的です。ツツジや菖蒲、金魚、ポニー、レッサーパンダのイラストも取り入れ、江戸川区らしさが表現されています。
この2台のラッピングバスは、12月31日(金)まで江戸川区内の各路線でほぼ毎日運行される予定です。