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上海健康医学院・上海中医薬大学への遠隔授業を実施しました! 大阪ハイテクノロジー専門学校

遠隔授業風景。日本語の講義を通訳(上海中医薬大学)

 大阪ハイテクノロジー専門学校は、海外教育提携校である上海健康医学院 臨床工程技術専攻と、上海中医薬大学 生物医学工程専攻の学生さんに向けて、「臨床工学技士に関連するオンライン講義」を実施しました。上海中医薬大学は9月13日~10月8日、上海健康医学院は10月18日~11月3日の期間で、「医用機器安全管理学」「生体計測装置学」「医用治療機器学」「生体機能代行装置学」の4科目について勉強しました。

 各講義の内容は以下の通りです。、
 ①「医用機器安全管理学」:医用機器を扱う際に患者さんや操作者が危害を被らないように、起こりうる危険性とその安全対策について、機器と設備の安全基準をもとに学習します。

 ②「生体計測装置学」:生体計測の仕組みと測定原理、機器、システムの構成について心電図や脳波計、血圧計などを中心に学習します。

 ③「医用治療機器学」:電気メスやペースメーカーなど治療に関連する医用治療機器の原理や特徴を理解し、操作や管理に必要な知識・技術を学習します。

 ④「生体機能代行装置学(呼吸)」:呼吸に関する解剖生理及び呼吸療法を必要とする病態について学習します。

 以上の科目について、私たち日本側が講義をして現地の臨床工学の先生に通訳していただきました。

 毎年、中国・上海市にあるキャンパスにて対面講義を実施していますが、昨年度に続き、今年度もcovidー19の影響を受け、対面講義を諦めざるを得ない状況になりました。上海の学生だけでなく、本校の教員も中国での講義を楽しみにしていたため、残念な気持ちでいっぱいでしたが、今年も両校、オンラインにて実施することとなりました。

滋慶医療科学大学の教授も講義を担当

 講義は今年もZoomを用いて実施。本校では昨年度よりZoomを導入、講義や会議等で活用してきたため、機器の操作やトラブルなどもなくスムーズに対応できました。またPCとモニターを2台設置し、画面に分割して表示することで中国の教室風景や学生の表情が良く見え、臨場感のある講義を展開することができました。
 
 パワーポイントの講義資料だけでなく、動画資料を準備し、それらを駆使することで、日本の治療機器の状況がイメージできるよう趣向を凝らしました。学生さんに興味・関心を持っていただけたと感じています。

 今年は4月に開校した「滋慶医療科学大学」の廣瀬稔教授にも講義を担当して頂き、大変に好評でした。これからも、私達は大阪ハイテクノロジー専門学校の専任教員として滋慶医療科学大学とともに上海健康医学院、上海中医薬大学との連携をさらに強化していきます。そして、本校及び中国の学生を国際的に活躍できる臨床工学技士として、また広く世界に通用する専門職の見識と技術を持ち合わせた人材として育成できるよう、真の国際教育につとめていきたいと思っています。

  • 熱心にノートをとる上海中医薬大学の学生

  • 上海中医薬大学への講義風景

  • 真剣な表情の上海健康医学院の学生

  • 上海健康医学院への遠隔授業の様子

大阪ハイテクノロジー専門学校滋慶医療科学大学
(臨床工学技士科 織田 豊、藤江 洋志、渕脇 栄治/廣瀬 稔)