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九州で活躍した戦国武将・立花宗茂らの大河ドラマ招致を応援しよう! 滋慶学園グループの学生たちが産学連携でキャラクターを制作しました
2021.03.15
戦国時代末期、九州で活躍した立花宗茂と妻の誾千代(ぎんちよ)を主人公としたNHK大河ドラマの招致活動が福岡県柳川市で繰り広げられています。この活動を盛り上げ、柳川の魅力を広く知ってもらおうと滋慶学園グループのクリエーティブ系8校の学生たちが、立花宗茂の時代の人物をモチーフにした親しみやすいキャラクターデザインを制作しました。
「立花宗茂と誾千代」NHK大河ドラマ招致委員会との産学連携によるデザインコンクールで、計273作品の中から5人の作品が最優秀賞に決定。2月16日(火)に柳川市役所で表彰式が行われました。
最優秀作品については今後、Tシャツやストラップなど招致関連グッズのデザインとして活用するほか、ホームページやポスターなど広報・PR活動に利用していく予定だそうです。
制作に取り組んだのは、
・福岡デザイン&テクノロジー専門学校
・OCA大阪デザイン&IT 専門学校
・大阪アニメ・声優&eスポーツ専門学校
・名古屋デザイン&テクノロジー専門学校
・東京コミュニケーションアート専門学校
・東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校
・仙台デザイン&テクノロジー専門学校
・札幌デザイン&テクノロジー専門学校
の8校のコミックイラスト系の専攻の学生たちです。
柳川ゆかりの武将を知ってもらおう!全国から273作品が集まりました
産学連携企業プロジェクトのクライアントの「立花宗茂と誾千代」NHK大河ドラマ招致委員会は、宗茂と誾千代の2人を題材にしたNHK大河ドラマの実現に向け、柳川市を中心に福岡県内外のゆかりのある自治体や団体などが一体となって、イベントの開催など様々な活動を展開しています。
今回、滋慶学園グループの名誉教育顧問で柳川観光大使をつとめる歴史作家の加来耕三先生を通じて、大河ドラマ招致委員会から、立花宗茂と誾千代をはじめ柳川ゆかりの歴史上の人物を広く知ってもらい、大河ドラマ招致の機運を高めるため、キャラクターデザインの制作依頼を受けました。それとともに、全国の若者や女性、子供たちに柳川の魅力を伝え、観光振興につなげることが狙いです。
制作したキャラクターは、立花宗茂と誾千代、戸次道雪(べっきどうせつ)、高橋紹運(じょううん)、田中吉政の5人がモチーフ。道雪は宗茂の養父で猛将と恐れられ、宗茂の実父の紹運も道雪とともに数々の戦いを勝ち抜いてきた名将です。また、関ヶ原の戦いで西軍についた宗茂が浪人になり城主として復活するまでの間、柳川を治めたのが吉政で、掘割(水路)や道などの基盤整備をすすめた人物です。それぞれ、生き様や肖像画などを参考にした劇画タッチのキャラクターと、かわいらしくデフォルメしたデザインの2パターンを制作しました。
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誾千代のデザインを制作した田平優馬さん
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高橋紹運の坂本杏樹さん
最優秀賞に選ばれたのは以下の5人の作品です。
・立花宗茂 名古屋デザイン&テクノロジー専門学校 コミックイラスト専攻2年 松山璃音さん
・誾千代 福岡デザイン&テクノロジー専門学校 コミックイラスト&キャラクターデザイン専攻1年 田平優馬さん
・戸次道雪 OCA大阪デザイン&IT専門学校 コミックイラスト専攻3年 関口瑠奈さん
・高橋紹運 福岡デザイン&テクノロジー専門学校 コミックイラスト&キャラクターデザイン専攻1年 坂本杏樹さん
・田中吉政 大阪アニメ・声優&eスポーツ専門学校 コミックイラストコース2年 赤本愛衣吏さん
大河ドラマ招致委員会会長の柳川市長から表彰されました!
柳川市役所で行われた表彰式では、モニター画面に最優秀賞を受賞した5人の作品と名前や学校が紹介されました。代表して式典に出席した福岡デザイン&テクノロジー専門学校の田平優馬さんと坂本杏樹さんは、大河ドラマ招致委員会の会長を務める柳川市の金子健次市長から表彰状を受け取り、感激した様子でした。ほかの3人には、各学校を通して表彰状が届けられました。
今回の産学連携企業プロジェクトは、加来耕三先生と福岡デザイン&テクノロジー専門学校の林秀樹先生を中心に約1年前から準備。学生たちは2020年9月4日(金)のZOOMによるオリエンテーションの後、2ヵ月余りをかけて制作に取り組みました。
全国から集まった273作品から、まず一次審査で20作品に絞り込み、それぞれブラッシュアップ。12月11日(金)のオンラインによる最終プレゼンテーションで、最優秀作品が決定しました。
「柳川の地域おこしにつながってほしい」 加来耕三先生
加来先生は、立花宗茂と誾千代の生涯をコミカルに紹介するRKBラジオ(RKB毎日放送)の26回シリーズの番組で毎回解説をするなど、大河ドラマの誘致活動を応援してきました。
「最優秀賞の5人の作品を通じて、大河ドラマの機運が盛り上がることを期待します。また、全国の学生が273ものキャラクターを制作してくれた意義も大きいと思います。九州の戦国武将の生涯を学び、制作にかかわった学生たちが、SNSなどを通じて話題にしてくれることでしょう。こうした取り組みが地域おこしに貢献することになれば、このうえもない喜びです」と話していました。
※名誉教育顧問の加来耕三先生が解説したラジオ番組がギャラクシー賞の記事はこちら(参考)
https://www.jikeigroup.net/news/20200828_32932.html