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IT・デザイン業界の次世代を担うクリエーター作品を発表! 卒業進級制作展「WE ARE TECH.C.」開催
2月11日(木・祝)から13日(土)の3日間、東京デザインテクノロジーセンター専門学校(TECH.C.)の卒業進級制作展「WE ARE TECH.C.」が開催されました。
1年間の学習の集大成となるTECH.C.の卒業進級制作展は、例年新宿NSビルで行われていますが、今年はコロナ禍で東京都に緊急事態宣言が発令されており、TECH.C.では感染拡大防止および学生・教職員および来場者の安全を考慮して学校での開催となりました。
業界とともに業界に必要な人材を育成することを目的とした「産学連携教育」を教育の核としているTECH.C.では、IT、デザイン業界を目指す学生たちが、ロボット、AI、映像、ゲーム、アニメ、イラストなどの企業プロジェクト、企業課題に取り組んでいます。校舎1階から5階までの全フロアの教室を使って展示された作品は、ヤンマーホールディングス株式会社、アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社、インテル株式会社、株式会社日の出製作所などの企業プロジェクト作品。その中には、すでに採用されてゲームに実装されたイラスト作品などもあり、完成度の高い作品がズラリと並びました。
来場は感染防止対策として1時間限定の完全予約制したが、企業や業界関係者や保護者、また入学希望の高校生などが訪れ、作品を熱心に見学していました。クリエーターとして求められるコンセプト、創造力、イノベーション、アイデアに加え、人に伝える力であるプレゼンテーション力を身につけることにも力を入れています。マスクとフェイスシールドをつけた学生たちは、ソーシャルディスタンスを保ちながらも来場者に自ら積極的に作品説明をしている姿が会場のあちらこちらで見られました。
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株式会社ファンスターの企業プロジェクト、VTuberキャラクター制作。作品が採用されたスーパーCGクリエーター専攻の田中さん(左)とCGクリエイター専攻の小川さん
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「ITプロジェクト(IoT)」、作品名「家族検出」を提案したロボット・AIエンジニア専攻1年の山﨑さん。プロジェクトを通して「どんな問題を解決するのかという発想が大切だと気づきました」
地下のステージでは、日本マイクロソフト株式会社やHyperXの企業プロジェクト作品の特別プレゼンテーションが行われました。13日(土)には人気アニメーションを手掛ける制作会社ufotable、インテル株式会社の特別公演が行われ、アニメ業界の求める人材や最先端技術のAIの学び方という興味深いテーマに、入学予定の高校生や在校生が熱心に耳を傾けていました。
また、毎年滋慶学園グループの教育の質の向上を担う滋慶教育科学研究所(JESC)から優秀な卒業制作に送られる、JESC奨励賞の候補作品の審査が行われました。学生が取り組んできた株式会社ヤンマーホールディングス株式会社、株式会社バンダイナムコスタジオなどの企業プロジェクト作品から最終審査に残った5名が、審査員を前にステージ上で堂々と作品をプレゼンテーションしました。受賞者は卒業式で表彰される予定です。
企業プロジェクトのプレゼンテーションや、学内に展示された作品の多くがオンライン展示、オンライン配信され、ご自宅等から保護者の皆様をはじめ、多くの方にご覧いただきました。
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1階のエントランスに展示されたアマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社の企業プロジェクト作品。学生それぞれのコンセプトが盛り込まれた、すぐにでも使用できそうな完成度の高いデザインがズラリ
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日本マイクロソフト株式会社のMRデバイス「HoloLens2」を」使用した体験型脱出ゲームのブース。「発売前の最新技術を使用して作品制作に取り組める機会をいただけて本当に良かったです」と学生
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卒業進級制作展が開催された東京デザインテクノロジーセンター専門学校。玄関脇には産学連携教育でこれまで企業プロジェクト課題をいただいた企業のロゴマークが並んだ大きなパネルが掲示されました