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コニカミノルタと東京福祉専門学校が連携 最新の『介護×ICT』を実践的に学ぶ実習室が誕生しました!

東京福祉専門学校に誕生した「コニカミノルタ介護ICTロボット実習室」

 介護福祉士を養成する東京都江戸川区清新町の東京福祉専門学校の校舎に2019年(令和元年)5月、「コニカミノルタ介護ICTロボット実習室」が誕生しました。
 ICTやIoTを用いた高齢者見守りサービスを展開するコニカミノルタ社と、ICT介護に対応できる次世代の介護福祉士を育成しようという東京福祉専門学校との産学連携合意に基づくもので、実習室にはコニカミノルタ社による「ケアサポートソリューション」最新型見守りセンサーを設置しています。

 センサーとスマートフォンを連動させ、得られたデータをサーバーへ蓄積。そこから見える入居者の行動を分析し、より効率よく、より自立支援に向けた介護を展開するためのツールです。

 入居者の生活を想像しながら、ICTというツールを使ってケアがどう変わっていくのか、どのように自立支援に繋げていくのか、体験的に学ぶことができるようになりました。

1年先、3年先、5年先から今を見よう

 2025年に団塊の世代が75歳以上になり、2035年には団塊ジュニアが65歳以上に。これから高齢化が一層深刻になると見込まれており、人材も財源も不足すると言われています。2035年、今の学生は現場で10~15年の経験がある中心的メンバーになっているはずです。そんな業界の将来を展望する中で、多様化する人材をマネジメントし、ICTをツールとして使いこなす介護人材の養成を目指しています。

 コニカミノルタ社では、そんな人材を「ケアディレクター」として、介護のワークフロー変革の中心となる新たな職種を生み出そうと試みています。このように、ともに業界を変革する人材を育てたいという思いで一致し、実習室の設置と教育連携を行う運びとなりました。

 先日の学校関係者評価委員として来校頂いた社会福祉法人理事長や福祉施設事務長らの皆様からは、「現場よりも学校教育が先を行っている」と大変驚かれるとともに評価を頂きました。

  • ケアサポートソリューションを使用した授業

  • コニカミノルタ社員が授業実施

きっかけは卒業生』

 実はこのコニカミノルタ社とのご縁は、昨年の滋慶学園グループのマネジメント研修で卒業生として登壇した社会福祉法人善光会の宮本隆史さんが繋いでくれたものです。
 今年度は試験運用的に授業へ導入していますが、2020年度からは介護福祉士科に介護ICT専攻としてカリキュラムをスタートさせます。

 学生にとって、より魅力的でワクワクできる授業展開を目指し、質の高いより多くの介護人材を送り出せるよう取り組んでいきます。

東京福祉専門学校 ケアワーク学部 高橋 利明)