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大阪ECO動物海洋専門学校 ドローン活用技術の実習プログラムをスタート 就職も有利に
大阪ECO動物海洋専門学校では、今年度から大阪府能勢町でドローンの活用技術を学ぶ実習プログラムが本格的にスタートします。ドローン活用支援サービスなど多様な事業を展開している株式会社 ふるさと創生研究開発機構(柚木健社長)の協力を得ながら、美しい棚田や豊かな自然が保全されている能勢町を拠点に実習をすすめていきます。学生たちによる野生動物の生態研究や海洋調査などのツールとして、活かしていく予定です。
能勢町は、能勢妙見山や、修験者が通っていた山岳信仰の剣尾山、貴重なチョウが生息する三草山などの山々に囲まれ、里山の風景が広がる地域です。日本棚田百選に選ばれている「長谷の棚田」が有名です。
ふるさと創生研究開発機構は、マルチコプター(ドローン)事業として地域の活性化事業を展開。能勢町にある能勢高原ドローンフィールド(11万8000平方メートル)、NOMUCドローンフィールド(1万3000平方メートル)、天王東山ドローンフィールド(4万平方メートル)の3ケ所を拠点に、企業向けのドローン操縦の研修会や初心者向けレッスン、体験イベントを実施。広大な敷地を利用した技能訓練や、産業用ドローンの開発・実験が活発に行われています。
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体育館でのドローン実習の様子(昨年12月)
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ドローンを離れた地点の目標に着地させます(同)
大阪ECO動物海洋専門学校では、大阪市内から車で約1時間というアクセスの良さから、能勢町でのドローン実習をカリキュラムに組み込み、まずは、野生動物&環境保護専攻の学生に操縦の技術を身につけさせることにしました。昨年秋、ふるさと創生開発研究機構の柚木社長を学校に招いて、ドローンについて教職員も学生も一緒に研修。昨年12月には、2年生の学生9人と教員6人が2日間にわたり、NOMUCドローンフィールドでドローンの操縦を身につけました。
ドローンの操縦は教員も学生も全員初めてでした。数十メートル離れたポイントにドローンを前後、左右、斜めに飛行させながら目標地点に着陸させる技術をはじめ、一人の人の周りを旋回させるテクニックも学びました。2日目には高度150メートルまでの飛行にも挑戦。ドローンに取り付けられたカメラによる映像はモニター画面に映し出され、学生たちはコントローラーを巧みに操作して、楽しみながら体験実習をしていました。
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モニター付きのコントローラー
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ぐんぐんドローンの高度を上げていきます
この3月にも1年生8人を対象に、1泊2日でドローンの操縦を身につける体験実習を能勢町で実施しました。学生たちがドローンの操作テクニックを覚え、空中からの自然観察や撮影など自由自在に操れるようになれば、就職活動にも有利になるといわれています。大阪ECO動物海洋専門学校では、野生動物&環境保護専攻と海洋生物保護専攻の学生を対象に、合宿形式でドローンの操縦のレッスンを行い、希望する他の専攻学生も受け入れていく予定です。