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【卒業式】 滋慶COM大阪9校の合同卒業式 翼を得た1,820名が大空へ羽ばたいていきました!
2019.03.29
滋慶学園グループの大阪にある滋慶COMグループ8校の専門学校と高等専修学校1校の9校の2018年度合同卒業式が3月5日(火)、大阪市北区のグランキューブ大阪(大阪国際会議場)で行なわれました。
平成最後の卒業式を行なった9校は、
大阪スクールオブミュージック専門学校(OSM)
OCA大阪デザイン&IT専門学校(OCA)
大阪ECO動物海洋専門学校(ECO)
大阪ダンス&アクターズ専門学校(DA)
大阪キャリナリー製菓調理専門学校
放送芸術学院専門学校(BAC)
大阪アニメーションスクール専門学校(OAS)
大阪ウェディング&ホテル・観光専門学校(JSH)
大阪スクールオブミュージック高等専修学校。
10カ国76名の留学生を含む、総勢1820名が“最後の授業”を終え、音楽、ダンス、映像、デザイン、エコ、エンターテイメントなどの業界に旅立っていきました。大阪スクールオブミュージック専門学校のゴスペルアンサンブルの先導による国歌斉唱に続き、喜多静一郎学校長からOSM4学科を代表して「職業実践専門課程」を修得したプロミュージシャン科の今井康史さんに、卒業証書と専門士称号が授与されたのをはじめ、各校の学校長からそれぞれの卒業生代表に卒業証書と専門士称号の授与が行なわれました。専門課程の終了後にさらに1年間、学びを深めてきた研究科にも修了証書が贈られ、大阪スクールオブミュージック高等専修学校の卒業生には大学入学資格が付与されました。
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職業実践専門課程を修了し喜多学校長から卒業証書と専門士称号を贈られるOSMの今井さん
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大阪ECOの木下野乃花さん
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OSM高等専修の武富桃枝さん
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OSM音楽ビジネス研究科の喜多村幸也さん
篠塚学校長「仕事を楽しんで」 浮舟総長「気づきが成長させてくれる」 贈る言葉
各校の学校長を代表して、OCA大阪デザイン&IT専門学校の篠塚正典学校長が「皆さんは明日からプロとして思い切り活躍が出来ます。皆さんのパワーと元気があれば大丈夫です。どうか楽しんで仕事をやってください」と、式辞を述べました。自らもグラフィック界のトップデザイナーとしての道を切り拓いてきた篠塚学校長は「大変な困難にぶつかることもあるかもしれませんが、乗り越えられます。それはこの仕事がやりたくて、好きでこの学校に入ってきたからです。どうかこの仕事が好きなのだ、という気持ちを忘れずに思う存分、仕事を楽しんでください」と業界の後輩たちにエールを送り、前途を祝福しました。
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篠塚正典学校長の式辞
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お祝いの言葉を贈る浮舟邦彦総長
滋慶学園グループの浮舟邦彦総長はグループの全教職員を代表して、卒業にあたってのメッセージを贈りました。浮舟総長は、「皆さんは企業課題や様々なイベントを通して、業界人としての身構えや気構え、心構えなど、社会人基礎力をしっかりと身に付けてこられました」と、学業への努力を称えたうえで、「皆さんは明日からプロのスペシャリストとして成長していかなければなりません。プロは仕事を通して成長していくのです。職場は道場です。明日からの職場を大切にし、仕事を大切にして下さい。多くの経験を積んで学び続けることが大切です。そこから多くの気づきがあり、その気づきが皆さんを成長させてくれるのです」と言葉に力を込め、共に学んだ仲間や仕事場、仕事先との人間関係を大切にして欲しいと訴えました。
一日も休まなかった80名に皆勤賞が贈られました
各賞の表彰式が行なわれ、まず3年間一日も休まずに全ての授業に出席した大阪ECO動物海洋専門学校エコスペシャリスト科の藤野拓海さんをはじめ、80名に皆勤賞が贈られました。また総授業時間の98%を受講した232名に精勤賞が贈られました。一段と大きな拍手の音が会場を覆いました。
続いて、えびす祭りにちなんだ「えびすパン」の商品制作課題で福笹パンを製作し、今宮戎祭りの期間、完成した商品がオーサムベーカリーなんば店で販売された大阪キャリナリー製菓調理専門学校の「株式会社ラサンテインターナショナル オーサムベーカリー 企業プロジェクト」チームに滋慶教育科学研究所(JESC)奨励賞が贈られたのをはじめ、9校10チームに卒業・進級制作展で優秀な研究、制作を行なったチームに贈られる同賞が贈られました。
JESC奨励賞受賞チーム
□OSM
「TACプロジェクト アーティスト マネジメントにおける他ジャンルとのコラボレーションについて」(株式会社モンベルから出資)
□OCA
「VRゲーム作品 『ママチャリオット』 制作 」(株式会社アルファコード企業課題、東京ゲームショウ2018に出展)
□ECO
「和歌山県におけるサンゴの分布域および被度に関する調査 」(環境省からの依頼で初めて和歌山県沿岸のサンゴ分布を調査)
□DA
「日本骨髄バンク企業課題 絵本 『春ちゃんは元気です。』 語り部としての取り組み」(骨髄移植の理解を深める活動で中学校を訪問)
□BAC
「YTV 『ピーチCAFE』 テレビ番組収録現場プロジェクト」(YTV番組『ピーチカフェ』を学内スタジオで収録)
□OAS
「ラジオ関西サウンドドラマ 『元禄アリエン事件帖』 制作プロジェクト 」(ラジオ関西サウンドドラマをプロの声優と13話分を収録放送)
□JSH
「SDGs無人島(地ノ島)トラベル企画提案 for インバウンド 『無人島食堂』 」(トラベル&レジャー科山本涼太 和歌山・有田の地域ブランドを創出し、インバウンドの観光マーケットを広げる旅行企画)
□大阪キャリナリー
「株式会社ラサンテインターナショナル オーサムベーカリー 企業プロジェクト」(今宮戎祭りの期間、開発した「福笹パン」がオーサムベーカリーなんば店で販売)
□OSM高等専修学校
「アクティングプロジェクト〜不登校支援 オリジナル演劇作品『ソラカラ』〜」(「不登校支援」をコンセプトにオリジナル演劇作品を創作)
□OSM高等専修学校
「OSM実行委員会『TEENS DREAM LIVEミュージカル』制作を通して作り上げる『私たちのOSM高等専修学校』 」(在校生ひとりひとりからのエピソードを脚本にし、ミュージカルを創作上演)
学校長賞が留学生の呉さんと蕭ら9名に贈られました
また、学校長賞が留学生で在学中から母国の音楽制作会社で楽曲の制作を手がけるOSMカレッジ音楽科の呉子豪さんや、ファイテン株式会社のキャラクター「ふぁいにゃんず」を活かした映像コンテンツ制作で最優秀賞を受賞したOCAマンガ・アニメ・小説科の蕭宇庭さんら、9校の優秀な活動を行なった学生9名に贈られました。9名はすでにデビューしている学生がいるほか、エンターテイメント業界や声優としてデビューするBACやOASの学生のほか、心斎橋の有名ドッグサロンのドッグヘアアーティストとして活躍が期待されるECOコミュニケーション科の学生、英語スピーチコンテストで優秀な成績を修めて3月末から米ウエストフロリダ大学へ語学留学するDAダンス&アクターズ科の学生、クラブハリエのバリスタになる大阪キャリナリーの学生ら将来の活躍が大いに期待される多彩な人材が次々と紹介されました。
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学校長賞を贈られる蕭宇庭さん
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JSHの池端比菜さん
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OSM高等専修の延次莉衣奈さん
社会貢献の総長賞に大阪市の介護の素晴しさを表現するマンガを制作したOASの谷口さんら
大阪市福祉局から依頼を受けて介護従事者の感動エピソードを漫画化したOASの「大阪市福祉局様マンガ制作プロジェクトチーム代表の谷口舞さんら社会貢献に寄与した9チームに総長賞が浮舟邦彦総長から贈られました。谷口さんらのチームが作成したマンガは近く大阪市内の中学校や高校、各区役所や病院などに配布される予定です。
このあと、四半世紀にわたって音楽・ダンス系の学生らが取り組んでいる骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉」と「Hospital Of Miracle」の公演で寄せられた募金110万円3647円を公益財団法人「日本骨髄バンク」と財団法人「夏目雅子ひまわり基金」へプロジェクト代表のBACタレント科の若木耀斗さんから贈られました。
湯川れい子先生の贈る言葉 “今日の一笑”
続いてエンターテイメント業界で60年以上もの長きに亘って活躍されている名誉学校長の湯川れい子先生から、お祝いのスピーチを頂きました。
「すでにAIの時代に入り、テクノロジーは発達し社会はどんどん変わっています。でも人間が人間であることは変わらないのです。その人間の幸せのためにテクノロジーは発展してきたのです」と話しながら、湯川先生は、「では、“幸せの条件”ってなんでしょう? まず、健康であること。おいしいと思って食べるものがあること。思い切り働いて、安心してぐっすりと眠れること。愛してくれる人がいること。愛する人がいること。そして一緒に笑える友だちがいること…です。これが生きていくうえでの幸せの最低条件だと私は思います」と述べました。
そして尊敬する日本ユニセフ協会会長の赤松良子先生から言われた「今日行く所があること、今日やることがあることが大事なのよ」という言葉と優しさに溢れたやりとりを紹介し、「皆様に贈るのは、“今日が一生(笑)”、“今日の一生(笑)”という言葉です。生は笑うの“笑”です。今日、思いっきり楽しく笑えたかなと寝る前に考えてみてください。“Be Happy!”」と結ばれ、巣立っていく学生たちに幸せをめざして生きていくようにと、祝福の言葉を贈ってくださいました。
DA大阪の三島さんが謝辞 「皆と一緒に過ごせた日々は私の宝物」
卒業生1,820名を代表して、大阪ダンス&アクターズ専門学校 ダンス&アクターズ科の三島ゆりあさんが謝辞を述べました。三島さんは、NHKホールで行なわれた骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉」で主役の「遥(はるか)」役を務め、今春には東京の総合レジャーランドへのエンターテナーデビューが決まっています。
「いろんなことの中で私を最も成長させてくれたのは“明日への扉”でした。このミュージカルを通して、全力で取り組むことの素晴しさ、仲間の大切さ、生きることの素晴しさを学びました。皆と一緒に過ごせた日々は私の宝物です。社会に出て人としての成長した姿を見てもらえるように日々全力で挑戦していくことを誓います」と、涙を浮かべながら、恩師や家族、仲間への感謝の言葉を述べました。
副校長の渡辺敦子先生ら錚々たるプロの先生方と最後の思い出の共演
フィナーレはOSMの先生方の演奏とOSMゴスペルアンザンブルの学生、卒業生の皆さんによる「翼をください」の共演。名誉教育顧問のミッキー吉野先生のキーボード、副校長の渡辺敦子先生のベース、教育顧問の引田寿徳先生のギター、海外教育顧問のトミー・スナイダー先生のドラム、副校長の池末信先生の指揮で、学生、卒業生の大合唱団が大空高く羽ばたく大鷲のように、高らかに歌い上げました。
式典終了後、卒業生の皆さんはそれぞれの謝恩会に向いました。また最後の保護者会も開かれ、就職状況などが学校から報告されました。
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卒業式を終えて仲間と記念撮影!
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みんなと一緒に仲良く自撮りデース!