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卒業・進級制作展「WE ARE OCA2019」 e-sportsイベントで盛り上がりました!企業プロジェクト作品がいっぱい!
OCA大阪デザイン&IT専門学校の第30回卒業・進級制作展「We are OCA2019」が2月8日(金)と9日(土)、大阪市中央区の大阪マーチャンダイズマートビル(OMM)で開催されました。昨年4月にスタートしたe-sports専攻の学生によるイベントをはじめ、VRゲームや3DCG映像作品、オリジナルゲームプログラム作品、キャラクターデザイン、マンガ、アニメなどの作品がズラリ! 有名企業・団体などからの提案による「企業プロジェクト」の作品も多数あり、大勢の関係者や高校生らでにぎわっていました。
OCAの卒業・進級制作展で初めて登場したe-sportsイベントエリア。チームによる対戦ゲームが観戦できるホールが設けられ、両サイドには大きなモニター画面が、正面には各チームのメンバーそれぞれのシーンを映し出すモニターが多数セットされていました。プレーヤーはもちろん実況・解説は昨春入学した1年生ばかりです。会場では両チームの熱いバトルが繰り広げられ、迫力ある映像に囲まれながら大勢の観客が楽しんでいました。
企業プロジェクト 製品化された作品や、企業の公式HPでの掲載検討も
産学連携教育としてOCAが取り組んでいる「企業プロジェクト」として、今年度は約30テーマがありました。そのなかでも、注目を浴びていた作品を紹介しましょう。
■ファイテン株式会社
キャラクター「ふぁいにゃんず」を活かしたアニメ制作
ファイテンの公式キャラクター「ふぁいにゃんず」を活用した映像コンテンツとして、30秒のアニメーションを制作。「健康」「げんき」をテーマにファイテンショップ、ファイテンパワーテープ、「ふぁいにゃんず」を使用するという共通の条件で、滋慶学園COMグループの姉妹校も同様に取り組んだ結果、本校のアニメーション専攻の学生たちの作品が最優秀賞に選ばれました。幅広い世代に共感、同調してもらえる内容にしており、現在ファイテンの公式ホームページでの公開が検討されています。
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「ふぁいにゃんず」を活用した映像コンテンツ。最優秀賞に選ばれました
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グリコのキャラクター「双子の魔法使い リコとグリ」のキャラクター制作
■江崎グリコ株式会社/ユニバーサル ミュージック合同会社
「リコとグリ」キャラクターデザイン
江崎グリコのキャラクター“双子の魔法使い リコとグリ”は、お菓子の国からやってきて、人間世界を幸せにするというストーリー。スーパーのイオンで展開中のノベルティプレゼントキャンペーンで使用する「双子の魔法使いリコとグリ」のクリアファイルのキャラクター制作に、コミックイラスト専攻の1〜3年とゲームイラスト専攻の3年の学生が取り組みました。最優秀賞などに選ばれた3作品と、姉妹校・大阪アニメーションスクール専門学校の学生の作品は、プロの作品とともに7種のクリアファイルになりました。本州・四国地方のイオンのスーパーで、グリコの対象商品を2個買うともらえます。
※詳しくはこちら
http://www.g-cp.biz/licogliapp/news/
■徳島県西部総合県民局
徳島県三好郡東みよし町の地域活性化を目的とした映像・企画制作
東みよし町でデザインや映像を通し、地域活性化に取り組む産官学連携の企業プロジェクト。同町を含む西阿波地域は、急傾斜の山の斜面で農業を営む「傾斜地農耕」が長年続けられ、2018年3月に世界農業遺産に認定されました。今年は、傾斜地の各集落をサイクリングしながらスタンプラリーで各地の食を巡るイベント「NISHIAWA FOOD TOURING」(西阿波フード・ツーリング)の企画提案をはじめ、各地域のPR映像作成、ロゴマークの作成などにグラフィックデザイン専攻の学生たちが取り組んできました。
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サイクリングの企画など東みよし町の地域活性化に取り組みました
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ハウス食品の課題は、シチューの食卓頻度をアップするプロモーション
■ハウス食品株式会社
「シチューの食卓頻度向上に向けたプロモーション戦略」
ハウス食品が70%のシェアを占めるシチューの食卓頻度の向上を目的としたプロジェクトで、プロモーションアイデアの提案やブランディング戦略に、グラフィックデザイン専攻とWEBデザイン&編集企画専攻、イラストレーター専攻の3年生の学生たちが、チームで取り組みました。学生たちは8カ月をかけ、同社のご指導・ご協力のもと、実現性のある企画として質を高めていきました。
VRゲームや広告、マンガ、アニメ、イラスト…がいっぱい!
株式会社アルファコードの企業プロジェクトで、学生たちが制作したVRゲームは、2018年の東京ゲームショーでも人気を集めていた「ママチャリオット」。自転車をコントローラーとして使用するVRシューティングゲームです。VRゴーグルを装着し、ママチャリを改造した新兵器でハンドルを左右に動かし、襲ってくるモンスターを狙ってペダルをこいで弾を発射するというゲームです。もう1つのゲームは、宇宙からの侵略者を倒すゲーム。コントローラーとマイクを持って「ボーイスゥ!」と叫び、声のパワーでビームを発射させるゲーム「ボイスペース」です。
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東京ゲームショーでも注目だったママチャリオット
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キヤノンマーケティングジャパンの広告企画の提案
このほか、公益社団法人福井県観光連盟の課題で、福井県の観光PRにつながる「幕末明治福井の偉人VTuber制作」の作品や、積水ハウス梅田オペレーションの企業課題で外国人旅行客の観光スポットになっている梅田スカイビルのギャラリーショップのグッズデザイン、キヤノンマーケティングジャパンの広告企画をはじめ、多数のマンガやイラスト、キャラクターなどが展示されていました。
デビューにつながるチャンスが広がる恒例の合同出版編集部“マンガ梁山泊”では、多くの出版社の編集者が集まってくださり、学生たちが持ち込んだマンガ作品をプロの眼で、批評をしてくださいました。
学生がプレゼンテーションで作品コンセプトをアピール
プレゼンテーションステージでは、大阪府警察本部と大阪海上保安幹部から「夏休みの子供の安全を守る啓発デザイン制作」に取り組んだコミックイラスト科やクリエーター科の1~2年生たちに感謝状が贈られました。
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大阪海上保安幹部から感謝状を受けとる学生たち
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天王寺動物園の障がい者を招待するイベントのポスターのアイデア
また企業課題で最優秀賞作品などを決めるプレゼンテーションも行われました。大阪市立天王寺動物園が休園日となる今年の3月25日(月)に、障がいのある方々と家族・介助者を招待し、動物園でゆっくりと過ごし楽しんでもらうイベント「ドリームデイ・アット・ザ・ズー」のポスターの提案や、PR動画作成で、“動物園がもっと好きになる”“動物園がもっと身近になる”というコンセプトの作品の紹介がありました。
最優秀賞の「ドリームデイ・アット・ザ・ズー」のポスターは現在、大阪メトロ構内などに掲示されています。このほか、ゲームメーカー向けのキャラクターデザインなどを手がける株式会社ニューロン・エイジのプロジェクトのプレゼンテーションもありました。
発想がユニークで創造性に富む卒業作品・研究に贈られる滋慶教育科学研究所の奨励賞候補にノミネートされた作品や、1〜2年生を対象にした特別エントリー作品は、学生によるプレゼンテーションも行われました。OCAの篠塚正典学校長や、元学校長の鞍井修一先生、名誉教育顧問で歴史作家の加来耕三先生らが審査員として出席し、それぞれの作品の評価をしていました。