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大阪ECO動物海洋専門学校の学生たちが日本最後の秘境・西表島で実習 ■イリオモテヤマネコ保護の提案も
全国各地のフィールドで実践学習を展開している大阪ECO動物海洋専門学校。今回は、野生動物&環境保護専攻の学生たちが、日本最後の秘境と言われる沖縄県の西表島(いりおもてじま)で実習を行いました。絶滅危惧種で、国の特別天然記念物でもあるイリオモテヤマネコを保護するためのプランの提案や、アウトドアの技術と経験を積む体感実習など、学生たちは大自然の中で、かけがえのない貴重な体験をしました。
西表島での実習目的の一つが、今回で3回目となる「学生ができるイリオモテヤマネコ保護の提案」です。学生たちは、イリオモテヤマネコの減少要因の一つとして、餌(えさ)を求めて道路に出てきた際に、車にはねられ死亡する事が挙げられる、と学びました。こうした事故を回避する方法について、道路から離れたジャングルにある耕作放棄水田を復活させ、餌場の拠点とすれば、頻繁に道路を横断しなくなるだろうと考えました。
そこで、地元の人々と協力して、荒れた水田の草刈りからはじめ、いずれは稲穂が垂れる水田として蘇らせることで、イリオモテヤマネコの餌になる水生生物や小動物を呼び戻そうという壮大な計画を立て、地元の人たちにプレゼンテーションをしました。
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うっそうとした森の中の放棄水田で草刈り作業
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イリオモテヤマネコの剥製(はくせい)。野生では見れません
好天に恵まれたこともあり、西表島ならではのアウトドア体験ができました。ライフジャケットを身につけ、日本の滝百選にも選ばれているマリウドの滝を下流まで流されながら自然観察を行うキャニオニングに初挑戦しました。野鳥や植物相の変化を水中から観察することができ、学生たちは大興奮!さらに鍾乳洞の探検や、シュノーケリングなども体験しました。西表島の大自然だからこそできる、五感をフルに使って学ぶドキドキワクワクの実習となりました。
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キャニオニングの挑戦で沢をゆく学生たち
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西表島の大自然を探検しました
学生が製作したイリオモテヤマネコ保護プロジェクトのチラシはこちら(PDF)
(大阪ECO動物海洋専門学校 教務部 渡邊 加奈子)