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名古屋コミュニケーションアート専門学校など名古屋地区3校の卒業式が行われました
滋慶学園グループの学校法人 滋慶コミュニケーションアートの専門学校3校の卒業式が3月8日(木)、名古屋市のナゴヤキャッスルホテルで行われました。この日卒業式を迎えたのは名古屋コミュニケーションアート専門学校(NCA)、名古屋スクールオブミュージック&ダンス専門学校(NSM)、名古屋医健スポーツ専門学校の3校の計754人の学生たちです。NSMの在校生を中心としたゴスペルアンサンブルの「翼をください」の大合唱に祝福されながら、新たな目標に向かって第一歩を踏み出しました。
式では国歌斉唱のあと、NCAとNSMの波多野壽学校長と名古屋医健の久保田一学校長から、卒業証書と専門士称号が学生代表に授与されました。3校を代表して、久保田学校長が「人生は常に選択の連続です。皆さんの選んだ道が最高だったと言えるように、プロの職業人像をしっかり見据えて頑張ってください。そのとき初めて天職という言葉が自然に出てくるのだと確信します。人生の羅針盤はスマートフォンではなく自分自身の中に備えるべきで、イヤホンを外して、周りの人たちが何に怒り、何を欲しているのかに耳を傾けましょう。五感を駆使して確かな情報を感じ取ってください。人生という海を小舟で漕ぎ出した皆さんは、ひるむことなく星を読み、風を読み、波を乗り越えて、心豊かに人生を切り拓いてほしと思います」と式辞を述べました。
この後、各賞の表彰があり、総長賞には骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉」の趣旨を引き継いで公演を続けているオリジナル・ミュージカル「Hospital Of Miracle」のプロジェクトが選ばれました。また理事長賞は、愛知県中警察署の依頼で広報啓発キャラクターを制作し、安心できる生活環境づくりに貢献したとして中警察署から表彰されたNCA総合デザイン科のソト・ハヤシ・アンドレア・マルガリータさん(ペルー出身)が受賞しました。
さらに学校長賞には、オリジナルの楽曲や詞を募集するスターダストグループの作家オーディション「活かす作家てんごく」で優秀な成績を収めたNSMの星野紘希さんや、前向きに学業に取り組み、学友会委員長として学生たちの模範にもなってきた名古屋医健スポーツの田村海駿(かいと)さんらが選ばれました。このほか、JESC奨励賞、皆勤賞などの発表がありました。
昨年秋のミュージカル「Hospital Of Miracle」では総額44万3508円の募金が集まり、公益財団法人日本骨髄バンクと財団法人夏目雅子ひまわり基金に贈呈され、各団体からは感謝状をいただきました。
総長が祝辞「マネジメントに関心を持って自分のものに!」
滋慶学園グループを代表して、浮舟邦彦総長は「皆さんはそれぞれのキャリアを開発し、これから素晴らしい人生を歩んでいく、その基礎ができたところです。真のプロを目指してスタートをしてください。仕事には困難なこと、トラブル、問題…いろいろなことがあると思います。あきらめず、焦らず、仕事を続けていくことが大切です。継続は力です。多くの経験がキャリアになっていくのです。皆さんは、自分を磨くだけではなく、産学連携教育を通してチームワークで仕事をしていくことの大切さを学びました。これからも、マネジメントということに関心を持って、自分のものにしていただきたいと思います。自分の道を、自分の仕事を大切に、しっかりと歩み出していただくことを祈念します」と祝辞を述べました。
卒業生を代表して、名古屋スクールオブミュージック&ダンス専門学校、廣田裕惠さんが「多くの個性豊かな友人たちと、切磋琢磨しあう関係を築くことは何ものにもかえがたい財産です。自分の好きなことを職業にすることは難しいことです。好きだからこそ辛くなり、悩んだこともありました。そんなとき支えてくれた先生や友人たちに感謝いたします。エンターテイメントという厳しい世界をめざす私のことを、戸惑いながらも心から応援してくれた家族のおかげで、今の私があります。NSMで学ぶことができて本当に幸せでした。明日から責任と自覚を持って笑顔で旅立ちます」と謝辞を述べ、時おり涙ぐむ姿は会場の保護者や教職員の心にも響いたようです。
卒業式のフィナーレは、ゴダイゴのミッキー吉野名誉教育顧問(キーボード)や、プリンセス プリンセスの渡辺敦子副校長(ベース)ら、豪華なミュージシャンたちによる演奏で、ゴスペルアンサンブルの「翼をください」の大合唱です。卒業生たちも前に出て歌い、会場がひとつになって新たな門出を祝福しました。