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学校法人コミュニケーションアート 大阪9校の卒業式が行われました

卒業生を代表して感謝の言葉をのべる大阪ダンス&アクターズ専門学校の坂口さん

 滋慶学園グループ・学校法人コミュニケーションアートの専門学校等9校の卒業式が3月6日(火)、大阪市北区のグランキューブ大阪(大阪国際会議場)で行なわれました。卒業生を代表して大阪ダンス&アクターズ専門学校ダンス&アクターズ科、坂口珠乃さんが「大阪スクールオブミュージック高等専修学校(3年制)に入学してからの5年間、夢に向かって走り続けた日々は一生忘れられない青春です。ミュージカル『明日への扉』は私を大きく変えるきっかけになりました。これからも、ありがとうという感謝の気持ちを忘れずに頑張っていくことを誓います」と感謝の言葉を述べました。今年の卒業生は11カ国75人の留学生を含む1834人。新たな夢に向かって羽ばたいていきました。

卒業証書を授与するOSM高等専修学校の喜多静一郎学校長

 卒業式が行なわれたのは、
大阪スクールオブミュージック専門学校、
大阪コミュニケーションアート専門学校、
大阪ECO動物海洋専門学校、
大阪ダンス&アクターズ専門学校、
大阪キャリナリー製菓調理専門学校、
放送芸術学院専門学校、
大阪アニメーションスクール専門学校、
滋慶おもてなし&ブライダル・観光専門学校、
大阪スクールオブミュージック高等専修学校の9校です。

澤田隆治学校長 式辞

式辞を述べる澤田学校長

 各校の卒業生代表への「卒業証書」と「専門士称号」の授与のあと、放送芸術学院専門学校と大阪アニメーションスクール専門学校の澤田隆治学校長が、各校の学校長を代表して式辞を述べました。澤田学校長は長年テレビやラジオの番組作りに関わってきた経験を語りながら「どんな職場に行っても健康に留意して、好きなことを追求し、元気でいてほしいと思います。職場には皆さんの先輩がいます。経験豊かな先輩のいる職場が待っています。皆さんは1人ではありません。どうか早く一人前の社会人となって、それぞれの職場で活躍して、元気に母校に顔を見せてください」と励ましました。

浮舟邦彦総長 祝辞

「人間関係こそが財産」と語る浮舟総長

 滋慶学園グループの浮舟邦彦総長は祝辞で、「卒業式はゴールではなくスタートです」としたうえで、「プロは仕事を通して成長していきます。いろんなことがあるでしょう。失敗や成功、その1つひとつがキャリアにつながっていくわけです。業界は常に変化しており、社会も変化を続けています。多くのことに関心をもちながら、学び続ける姿勢を貫いてください。主体的に心を開いて多くのことにチャレンジしてほしいと思います。ともに成長してきたすばらしい仲間たちや先生方、お世話になった業界の方々との人間関係、新しい職場でできる人間関係を大切にしてください。それこそが財産なのです」と説きました。

 そして、「皆さんは滋慶学園グループで学んだ『今日も笑顔で挨拶を』を、ぜひ職場に持っていってください。学校はいつまでも皆さんの母校です。なにより北海道から九州まで全国にネットワークがあります。新しいステージで、よしやるぞ!という強い気持ちで、自信を持って一歩を踏み出していただきたいと思います」とエールを送りました。

先輩の松岡充さんが激励!

 来賓の祝辞では、ロックバンドMICHAELのボーカルで俳優としても活躍しているミュージシャン、松岡充名誉教育顧問が登壇。「皆さんは学生生活に終止符をうち、これからは自分の2本の足で大地を踏みしめ、2つの目ですべてを見つめていかなければなりません。裏切られることもあるでしょう。辛いことばかりだと思います。これから、あと何人の人と出会えるか、何人の人を好きになれるか、カウントダウンがはじまるのです。人生には限りがあります。だからこそ自分にしか歩めない道を突き進んでほしいと思います」と語りかけました。

 そして「お給料をもらったあかつきには、この学校にいかせてくれたお父さんやお母さんに、ぜひ親孝行をしてください」とアドバイスしました。

湯川れい子名誉学校長からも祝福の言葉

 湯川れい子名誉学校長は松岡氏のスピーチを受け、これから100歳の時代に入ることにもふれながら、「皆さんが直面するこれからの時代はAI、ロボットの時代です。運転手のいないバスが走ろうとしています。さまざまなところでロボットが人のかわりになり、肉体労働を人間がしなくていい時代になります。そんな時代に、どうやって楽しく生き残っていったらいいのでしょう」と問いかけました。

湯川名誉学校長は「好奇心こそが力」と激励しました

 「私は人のもっている好奇心、自分に対する自信、思い込みだけは、ロボットに植えつけることはできないと思っています。皆さんは人の心に寄り添うこと、笑顔がどんなに大切か、夢がどんなに大切かを学んできました。それこそが、これからの生きる力だと思います。私はこれをCIと名づけました。Curiosity(好奇心)とIntelligence(知性)です。自分の存在があるから誰かを慰めることができる、寄り添うことができるんだ、ということをどうか忘れないでください」とお祝いの言葉を述べました。

大阪ECO動物の「ヤギメン」に総長賞など各賞が贈られました

 また各賞の表彰が行われ、ヤギのショーを行ってきた大阪ECO動物海洋専門学校の動物&海洋学科のヤギトレーニングチーム「ヤギメン」と、放送芸術学院専門学校(BAC)と大阪アニメーションスクール専門学校(OAS)の学生たちが学生生活をより楽しく意義のあるものにするために結成した「BAC OAS Students Union」(頭文字をとってBOSU)の活動、大阪スクールオブミュージック専門学校、大阪ダンス&アクターズ専門学校などによる骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉」のプロジェクトチームに、総長賞が贈られました。

 JESC(滋慶教育科学研究所)奨励賞は、大阪ダンス&アクターズ専門学校ダンス&アクターズ科のグループによるファイテンの企業課題の「ふぁいにゃんず体操」振り付け(ダンス)創作、大阪コミュニケーションアート専門学校のクリエーター科・トラベル&レジャー科による徳島県三好郡東みよし町と和歌山県西牟婁郡白浜町の地域活性化を目的とした企画・映像・デザイン制作、滋慶おもてなし&ブライダル・観光専門学校の心のおもてなし科の花駒の企業プロジェクト「新しい家族葬の式・進行の流れ」の提案など7チームに贈られました。このほかにも学校長賞、皆勤賞などの表彰がありました。

 また「明日への扉」で集まった募金は、公益財団法人日本骨髄バンクと財団法人夏目雅子ひまわり基金に、それぞれ53万1768円ずつ贈られ、社会貢献ミュージカル「甲子園だけが高校野球ではない2017」での募金11万7044円が財団法人夏目雅子ひまわり基金に贈呈されました。

全員で「翼をください」を熱唱しました

 卒業式のフィナーレでは、ミッキー吉野名誉教育顧問や渡辺敦子副校長らによるバンド演奏でCOM大阪ゴスペルアンサンブルが「翼をください」を熱唱。卒業生も加わり、全員が一緒になって新たな旅立ちを祝福しました。