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【東京福祉専門学校】 東京・江戸川区の地域包括ケアシステムの拠点、「なごみの家 葛西南部」の業務受託へ!
少子高齢化社会の今、日本では各地で「地域包括ケアシステム」という“誰もが住み慣れた地域で暮らし続けられる仕組み”を構築していく動きが活発化しています。
東京都江戸川区は、自宅から30分以内でかけつけられる日常生活圏域を15箇所設定し、それぞれに「地域包括支援センター(共助の拠点:介護保険事業)」と「なごみの家(自助・互助の拠点:社会福祉協議会運営)」を設け、地域住民が安心して暮らせる仕組みを計画しています。
平成28年5月に3箇所から始まりました「なごみの家」は、平成29年4月に4箇所となり、30年度は新たに4箇所の設置予定が決定しました。
「なごみの家」が今後さらに増えることを考慮し、また運営法人を外部に委託する区の方針もあることから、今年の9月15日のプロポーザルの公募開示の際、東京福祉専門学校が学校法人滋慶学園として「葛西南部」(日常生活圏域13)で名乗りを上げることにしました。
「なごみの家」の事業内容は大きく3つです。
①住民の生活相談
②地域資源の発見や地域課題解決
③居場所・集いの場(こども食堂・学習支援を含む)
東京福祉専門学校の第1校舎では、以前より教育の中で地域の高齢者が来校し、介護を学ぶ在校生と共に活動する「高齢者サロン」を運営しています。
今回は「高齢者サロン」を「なごみの家」の活動場所として、学校法人滋慶学園と本校の以下の強みを活かした提案をしました。
① 「キャリア教育=生きる力」を育む教職員集団
② 地域住民参加型の授業展開の実績
③ こども・障害者・高齢者を支える福祉のプロ集団
④ 学生=地域の社会資源の活用
⑤ 医療・食・美・健康等のグループ規模
その結果の通知が11月24日にあり、葛西南部「1位」の得点により、委託契約予定法人となりました。これから本契約と、平成30年4月オープンに向けた準備が始まります。
学校法人が委託を受けるのは江戸川区として初!地域住民とスタッフだけでなく、学生・教職員と共に他にない地域のケアシステムを創り、発信していくことを目指していきたいと思います。
(東京福祉専門学校 事業自立センター 横山 佐季)