お知らせ
News
浮舟総長「日本・ベトナム教育協力フォーラム」で講演
2013.06.06
日本経済新聞社主催の「日本・ベトナム教育協力フォーラム」が5月24日、帝国ホテル(東京)で開催され、滋慶学園グループの浮舟総長が「アジアの職業人教育に貢献する滋慶学園」というタイトルで講演を行いました。
フォーラムは日本とベトナムの国交樹立40周年を記念して開かれたもので、グェン・テェン・ニャンベトナム副首相(教育訓練省大臣兼務)や福井文部科学副大臣、両国の大学関係者らが出席。ニャン副首相のオープニング・スピーチで始まり、同副首相は、日本とベトナムの関係は良好に発展し、日本がベトナムにとって最大の投資国であり、最も重要なパートナーであると述べるとともに、ベトナム政府が日本語教育を小中学校の外国語教育として取り入れていることなどを紹介しました。
ニャン副首相のスピーチを受けて、福井文部科学副大臣、チャン・クアン・クゥイ教育訓練省副大臣がそれぞれ教育分野における協力の可能性について基調講演を行ったあと、日本の教育機関のトップバッターとして浮舟総長が約20分間の講演を行いました。
総長は、日本の専修学校制度に始まり、学園全体の概要やカーデザイン、グラフィックデザイン、マンガ、アニメ、ゲーム、義肢装具、臨床工学、ロボット、IT、美容、音楽、エコなど多岐にわたる学園の教育分野について、学生の作品や学生が課題に取り組んでいる写真を使用し、参加者に分かり易い形で専門学校の取り組みを紹介しました。専門教育に加え、様々な国際教育プログラムなど多岐にわたる内容にニャン副首相をはじめベトナム政府の人たちも顔をあげて熱心に聞き入っていました。
また講演の最後の部分では、名古屋コミュニケーションアート専門学校と東京福祉専門学校を本年3月に卒業し4月から日本で就職しているベトナム人留学生2名と東洋言語学院で学ぶベトナム人留学生を紹介。東洋言語留学生の「将来、日本とベトナムのかけ橋になる」という力強いメッセージのあと、総長は「学生ひとり一人の価値を高める社会事業としてアジアの職業人教育に寄与したい」と述べ、講演を締めくくりました。
総長の後に講演に立った立命館大学や早稲田大学、そしてフォーラムに参加していた日本全国の国立大学の人たちから、滋慶学園の規模の大きさ、教育分野の広さ、プラグマティズムに徹している専門教育、1000名を超える留学生数、世界5大陸に広がる国際教育ネットワークに驚きの声があがっていました。
フォーラム後の昼食会では、日本政府、ベトナム政府の関係者や日本の大学関係者、企業の幹部の方々との交流会が行なわれ、ニャン副首相と総長がそろってステージに立ち記念撮影も行われました。またニャン副首相から「浮舟総長のレクチャーはとても刺激的で勉強になりました」というコメントをいただきました。
(本部国際センター)