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【大阪ハイテク】第13回公益社団法人日本鍼灸師会全国大会in大阪 大大阪フェス~伝統医療の振興~ 要穴カルタ大会参加
第13回公益社団法人日本鍼灸師会全国大会が10月8日(日)、大阪市中央区のマイドームおおさかで開催されました。その中で学生対抗要穴(ようけつ)カルタ大会が行われ、今年度から大阪ハイテクノロジー専門学校鍼灸スポーツ学科が初めて参加させていただきました。学生対抗要穴カルタ大会は今回2回目で、前回は福岡、次回は沖縄での開催となります。
要穴とは、経絡経穴概論で学ぶ409穴の中から60穴を抜粋したもので、井木穴・井金穴・營火穴・營水穴・兪土穴・兪木穴・経金穴・経火穴・合水穴・合土穴、それぞれ6穴です。井穴は『経脈の出る所』、營穴は『経脈の留まる所』、兪穴は『経脈の注ぐ所』、経穴は『経脈の行く所』、合穴は『経脈の入る所』と言われ、治療効果が高く臨床的によく用いられる四肢にある経穴です。
大会は参加者約50名中、大阪ハイテクノロジー専門学校からは1年生のみで25名が登録いたしました。この大会に臨むにあたり、放課後の時間を活用して勉強会・練習会を行いました。本校では経絡経穴学の授業は1年生の後期から始まりますので、大会まであまり時間もなく、一から勉強するようなもので、学生も教員も大変苦労いたしました。限られた時間の中、カルタ大会用に単純暗記をメインに実施することになりました。
迎えた大会当日、対戦相手は3年生が多く、まるで競技カルタ大会の様相で、優勝・準優勝者にはとても太刀打ちできない実力差がありました。それでも、1名が5位入賞をはたし、現状では大健闘だと感じました。
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5位入賞風景
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試合風景
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読み手のハイテク学生
今回の準備期間や大会当日の結果を見て、一定の教育効果はあったかと思います。それは学生教員ともに、準備の大切さ・経穴学の重要性・他校学生交流―などあげればきりがありません。その中でも最も良い所は、遊びながら勉強が出来て、その取り組みを通じて学生のモチベーションを高めることが出来る事ではないかと感じました。運営側も今後は“鍼灸学生の甲子園”と位置付けられるような大会に発展させたいと考えているようですが、教育現場と提携して実行することで可能だと思います。教育現場もこの大会を上手く活用すれば、教育効果を挙げることが期待出来ます。
学生たちは、次回沖縄大会にて雪辱を果たしたい、との感想を述べ、大会を後にしました。
(大阪ハイテクノロジー専門学校 鍼灸スポーツ学科 奥谷 和哉)