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「第19回JESC学会」開催 さらなる質向上へ教科研究など14題を発表
2012.12.20
「実学教育」「人間教育」「国際教育」を建学の理念に掲げる滋慶学園グループの「第19回滋慶教育科学学会」が12月11日(火)、全国のグループ校のベテランから若手までの教職員ら約330名が参加して大阪国際会議場で開かれました。
滋慶学園グループの研究・研修を行なう滋慶教育科学研究所(JESC)がグループ校における教育の質の向上をめざすとともに、教職員の研鑽の場として毎年主催しているもので、研究発表やケーススタディ発表14題と、グループ各校の教職員が集い教科研究に取り組む医療教育部会やスポーツ科学教育部会、パフォーマンスアート教育部会など10教育部会からの活動報告が行われました。
またグループを挙げて全教科100%合格への取り組みを強化する国家試験対策センターから活動報告などが行われ、これらの模様は各地の学校にいる教職員にTV中継されました。
研究発表・ケーススタディ発表は、大阪大学名誉教授の近藤雅臣JESC所長の司会で進められ、浮舟総長をはじめ、滋慶医療科学大学院大学の坂本学長や学校長、特別顧問団ら各分野におけるオーソリティが居並ぶ中、それぞれの発表が行なわれました。
女子高生アイドル『SO.ONproject』にJESC奨励賞
6番目に登壇した大阪スクールオブミュージック高等専修学校教務部の稲村明子専任部長は「女子高生アイドル『SO.ONproject』の教育的効果」について発表。入学時には、大半が中学時代に不登校を経験するなど苦しんでいた学生たちが独自の実践的音楽教育を通して、どのように変貌していったかを報告しました。
同校では、音楽業界で通用するアーティストに育成するために、まず学業の一環としてアイドルユニット「SO.ONproject」を立ち上げました。音楽の基礎を学びながら生徒たちはユニットのメンバーとして様々なライブ活動に参加したり、FMラジオでの番組制作に携わったり経験を積んでいきます。
そうした活動を続ける中、チームの一員としての自覚が芽生え、自信が生まれ、それぞれが自己を確立していきます。そしてついにセーラー服が似合う黒髪の少女として今夏行われたあこがれの音楽舞台「SUMMER SONIC2012」に出場を果たすのです。