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大阪府教育委員会と滋慶学園グループが連携協定を締結しました
2016.12.21
高等学校への職業教育の“出前授業”などを内容とした大阪府教育委員会と一般社団法人滋慶学園グループの連携協定の調印式が12月21日(水)、大阪市中央区の大阪府公館で行なわれ、浮舟邦彦総長と向井正博教育長が協定書へのサインを行ないました。大阪府教育委員会と専門学校との教育連携は初めてのケースとなります。
大阪府教育委員会では、滋慶学園グループが社会貢献事業として行なっている職業体験セミナーに多くの高校生らが参加していることや、専門学校として、各産業界と連携した即戦力の職業人材の育成にあたっていることなどに注目、これまでの高校教育に新風を吹き込もうと、専門学校との初の連携となりました。
この日、向井教育長と浮舟総長が交わした連携協定は、
①滋慶学園グループによる生徒等を対象とした多様な学びの機会を提供する
②府立学校等と滋慶学園グループの教職員相互の交流・研修を促進する
③その他、双方が必要と認める事項
となっています。
調印式では、双方を代表して、向井教育長と浮舟総長がそれぞれ挨拶を行ないました。浮舟総長は、滋慶学園グループが職業体験セミナーや進路ミュージカルの公演などを社会貢献事業として行なっていることを紹介した上で、「これまでも地域の高等学校と連携をとり、様々な形で教科指導等の支援活動を社会貢献として行なっています。この連携が高等学校と専門学校との連携を通して、府下の高校生の教科指導、進路指導のさらな推進、充実に貢献してまいりたいと考えています」と協定にあたっての挨拶を行ないました。
また、向井教育長は、「本日の調印式を行うことができて心より喜んでいます。と言いますのは、私学行政について知事の委任を受けて、教育委員会の事務局がこの4月から教育庁として発足、特に公私連携に力を入れてきましたが、今回の滋慶学園グループとの協定でその具体的な結果が初めて出たからです。これまでも府立高校等にご尽力をいただき、感謝いたしております。この協定を機に大阪の教育、日本の教育のためにこれまで以上に頑張りたいと思っています」と述べられました。
なお調印式が行なわれた大阪府公館は、大正12年に知事の住まいとして建設された歴史ある建造物で、2008年(平成20年)からは、府が行うイベント等に使用されています。