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【新東京歯科技工士学校】 スポーツによる外傷から口腔や歯を守る!~歯科技工士が高校野球部の活動をサポート!~

新東京歯科技工士学校にやってきた岩槻高等学校野球部の皆さん

 自分専用のスポーツマウスガードを制作するため、埼玉県立岩槻高等学校野球部29名の皆さんが監督の先生引率のもと、7月31日(日)午後、新東京歯科技工士学校に来校しました。
 
 スポーツマウスガードは、スポーツ中に歯や口の中を傷めたりしないように上顎などに装着するもので、衝撃を吸収するために弾力性のある素材で作られます。スポーツ用品店で販売されお湯で軟化して口の中に合わせる簡易タイプもありますが、歯科医院では自分の歯形を元に、ぴったりフィットし安心してスポーツに取り組めるカスタムタイプのマウスガードを作ることができます。

 この日は、まずは自分専用のスポーツマウスガードを制作するために不可欠な「歯の型取り」からスタート。歯科医師でもある、本校の三觜副学校長の指示を受け、歯科衛生士科の先生の指導で歯磨きを行なったあと、歯科用ユニット椅子で一人ずつ型取りを行いました。

 次に、スポーツマウスガードの制作工程を知ってもらうため「ミニマウスガード」の制作を体験しました。歯科技工士科の先生のデモンストレーションを見ながら、技工用の器具を使ってシートをカットしたり、周囲を研磨して、それぞれストラップに仕上げました。

 最後に、来年度から歯科技工士科Ⅰ部でスタートする「スポーツ技工コース」を紹介する教室に移動し、マウスガードに使用するシートを奥歯で噛みながらベンチプレスやバランスディスク上でのスクワットを体験。何も噛んでいない時としっかり噛んでいるときの体の安定性の違いを体感しました。ここでは自分のマウスガードをはめた在校生も加わり、高校生との腕相撲を通してマウスガードの効果を説明していました。

  • 歯の型取り中に歯科衛生士の先生と

  • 中台先生とミニマウスガード制作中

 
 歯型をとった野球部の皆さんのスポーツマウスガードは、歯科技工士科教員で、一般社団法人日本スポーツ歯科医学会の認定マウスガードテクニカルインストラクター(※取得予定)の君塚先生を中心に制作し、完成したら岩槻高校まで届けて、各人にフィットするように調整して実際に使ってもらいます。

  • 奥歯をしっかり噛み締めてベンチプレス体験

  • 君塚先生、ただいま制作中

 

(新東京歯科技工士学校 広報センター 彦根 幸子)