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【東京福祉専門学校】 第一学院高等学校へのネット配信授業を行いました

インターネット配信会場での授業の様子です

ソーシャルワーク学部 久保田千尋

 6月14日(火)、通信制高校として全国展開する第一学院高等学校へのインターネット授業を行ない、各拠点にLIVE配信しました。東京福祉専門学校ソーシャルワーク課程の教員として高校生向けの授業として行なったもので、テーマは「心の悩みを解決する~心理検査を使った相談の仕事を知ろう!~」でした。

 目の前に生徒さんがいない、ネット配信による授業のため、スクールタクトという双方向の意思疎通が可能な授業支援システムを使い、授業を進めていきました。

 高校生の皆さんに「心理学に興味がある方」と質問したところ、約95%の方が、興味があるという回答でした。 私は、精神科のクリニックで、学校に行くことが難しい中・高生の支援をしていた経験から、スクールソーシャルワーカーとして大切なことを、授業を通して生徒さんに伝えさせて頂きました。

 心理検査は当事者が抱えている問題や、本当の気持ちを知るために有効なツールです。ですが、それだけでは問題を解決することはできません。困っている人の周りには必ず困っている人がいて、その周りの人々にもアプローチをすることで、スムーズに問題解決を図ることができます。技術だけ身につけるのではなく、そういった「ひとを思いやる」ことが大切だということも伝えてさせて頂きました。

 インターネット配信ということで、多少は不安がありましたが、実施をしてみると、逆にネットを通じて恥ずかしがることなく積極的に生徒さんが参加をしてくれるので、対面式の普段の授業とはまた違った良さを感じることができました。

 高校生はこれから将来を決めて行く大切な時期になります。社会福祉士や精神保健福祉士は、認知度が低い職業ですが、ソーシャルワーカーとして相談を通して困っている人の生活を支えるやりがいのある仕事です。

今回の授業を通し、少しでも社会福祉士や精神保健福祉士への認知度や理解度があがり、この仕事を目指す人が増えたらいいなと思っています。