全国平均の合格率が５５．１％と例年通りの“難関”となった社会福祉士（一般養成課程）では、京都医健が９０．９％の合格率となったほか、大阪保健福祉専門学校、埼玉福祉専門学校、東京福祉専門学校がいずれも８０％台をマークする強さをみせました。

　また、全国平均の合格率が厳しかった言語聴覚士（同７８．７％）で、京都医健専門学校が９７．１％、神戸医療福祉専門学校三田校が９４．７％、大阪医療技術学園専門学校（昼間３年制）が９４．４％、大阪医療福祉専門学校が９３．１％とこの分野での圧倒的な強さを見せました。

　このほか臨床工学技士（同８１．６％）で、大阪ハイテクノロジー専門学校（夜間３年制）が９７．３％、さらに理学療法士（同８２．０％）で、大阪医療福祉専門学校（昼間３年制）が１００％、東京メディカル・スポーツ専門学校（夜間４年制）が９２．９％、そして柔道整復師（同８２．２％）で名古屋医健スポーツ専門学校Ⅱ部が１００％、東洋医療専門学校（昼間３年制）が９３．５％、京都医健専門学校（夜間３年制）が９３．１％と、それぞれ健闘しました。

　国家試験対策センターは今年度、さらに教員の指導力を向上させるために各拠点ごとに研修会を開催すると共に、職種ごとの教育分科会活動の活性化などに取組みます。稲岡センター長は「統一模擬試験の精査ならびに結果分析の強化やネットによる受験対策ツール『Ｊ－ＷＥＢ』の活用を進めるとともに、既卒者を支援する『国家試験リスタートセンター』も３年目を迎えるので、さらに充実させていきたい」と話しています。

　合格率１００％を達成した学科は下記のとおりです。