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大阪滋慶学園主催の「就職フェア2016」 病院、福祉施設など過去最高の311法人、他大学の学生も参加して開催されました
2016.05.18
医療・福祉系の学生と病院や施設、企業などをつなぐ「就職フェア2016~力強い足跡、未来に向かって~」(学校法人大阪滋慶学園主催 大阪府、大阪市、朝日新聞社、日刊工業新聞社、フジサンケイビジネスアイ、産経新聞社、MBS、読売テレビなど後援)が5月13日(月)、大阪市中央区の大阪城ホールで開かれ、昨年を大きく上回る311の医療法人や福祉法人、企業と約4000人の学生が参加しました。
この就職フェアは毎年開かれており、今年で12回目。大阪滋慶学園以外の大学生や専門学校生も参加していることからこれまでの「大阪滋慶学園就職フェア」から「就職フェア」にネーミングも変更しました。参加法人数や学生数は年々増えており、昨年よりも法人数で20法人増え、過去最大規模の就職フェアとなりました。
浮舟総長と武田学校長が主催者を代表して挨拶を行ないました
開会式で各事業所御代表を前に、滋慶学園グループの浮舟邦彦総長は「この就職フェアで内定をいただく学生さんも以前は20%程度でしたが、昨年は40%を超え、大きなインパクトを与えるイベントとなってきました。我々が行なっている専門学校教育において産学連携は大きなキーワードになっており、事業所、企業が求められる人材像をしっかりとキャッチアップしながら人材を養成していくことが専門学校の大きな務めです。本日は学生にとっても社会と接する学びの場とさせていただければ幸いです」と主催者を代表して挨拶を述べました。
また学校長を代表して大阪医療福祉専門学校の武田裕学校長が「この就職フェアも大きな規模となってまいりました。これも今の時代の流れとして、医療、介護、保健等々が大きく期待されていることの反映だと思います。しかし医療保険制度の改訂などからこれからのこの分野は、量を求めるのではなく質を求めるべきだと考えます。その意味では、事業所の皆様はこの機会に少しでも質の高い職員を求めていただき、学生諸君は自分が自己実現できるような施設を選択し、両者がWINWINになっていただければと願っています」と述べました。
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各事業所の御代表を前に開会式で挨拶する浮舟総長
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過去最高のブース出展で埋まった大阪城ホール
参加した学生は、大阪医療技術学園専門学校、大阪ハイテクノロジー専門学校、大阪保健福祉専門学校、大阪医療福祉専門学校、大阪医療看護専門学校(以上大阪市)、鳥取市医療看護専門学校(鳥取市)の学校法人大阪滋慶学園に属する専門学校6校と、姉妹校の京都医健専門学校(京都市)の学生、他大学の学生ら。
一方、採用側は大阪、兵庫、京都をはじめとする近畿一円、さらには東京や愛知、九州、北海道などから149の国公立、民間の大手・中核病院が参加しました。また社会福祉法人や検査機関、企業などを入れて計254法人のブースがメインホールにずらりと並び、メインホールに入りきれない約60の鍼灸・柔道整復関係の事業所ブースがサブホールに設置され、学生たちで賑わいました。
就職講座や業界セミナーなどのブースも賑わう
上下黒のこざっぱりとしたリクルート姿に身を固めた学生たちは、それぞれ名前や学校名、専攻学科が大きな文字で書かれた名札を胸に、それぞれ目当てのブースを次々と訪れました。
医療・福祉の分野では、戦後のベビーブーマーである大量の“団塊の世代”が後期高齢者になる2025年に向けて、人材不足が続くと見られ、医療・福祉をめざす学生たちはいわば“金の卵”。毎年多くの学生がこのフェアで“内定”を獲得しており、学生たちは、それぞれのブースで、人事担当者らからプロジェクターやiPadを使って、施設の概要や経営理念、勤務条件や福利厚生などについての説明を受けながら、疑問点について質問を行なうと共に、今後の就職活動に生かすために、熱心にメモをとっていました。
人事担当者を囲んで真剣な表情で説明を聞く学生たち
また大阪城ホールに附属するコンベンションホールや城見ホールでは、マイナビ就職情報事業本部キャリアサポート開発課長の間瀬清吾氏らによる「就職マナー講座」や「面接対策講座」、「コミュニケーション力アップ&タイムマネジメント講座」をはじめ、「医療福祉業界セミナー」などが開かれました。また、メイン会場のコーナーでは、厚生労働省ハローワークの「大阪新卒応援ハローワーク 就活なんでも相談」が開催されました。
各ブースには、募集の張り紙やパネルも
医療福祉の第一線でプロとして活躍する卒業生が保護者にアドバイスしました
また、近くにあるホテルニューオオタニ大阪では、「保護者就職説明会」が行なわれ、約350名の保護者の皆さんが参加されました。
学生の就職活動を支援するキャリアセンターから、「保護者のための就職サポートブック2016」が配られ、就職指導や学校のサポート体制についての説明が行なわれました。また昨年度の大阪滋慶学園の就職率が就職を希望する学生数の10倍の求人票がありながら97.8%と、あとわずかで100%に届かなかったことや、学校として今年度は①第一専門職での就職100%、②業界との信頼関係の構築、③きめ細かな個別対応の就職指導を行っていく-などといった取り組みへの目標が伝えられました。
各テーブルで卒業生の就活経験談に耳を傾けるお母さんたち
説明会には、7年前に大阪医療技術学園専門学校・臨床検査技師科を卒業し地方独立行政法人「堺市立総合医療センター」に勤める茂山かおりさんや、4年前に大阪ハイテクノロジー専門学校・柔道整復師学科を卒業し株式会社 おうみ社中 たなごころ鍼灸接骨院を経営する小久保博樹さんら、業界の第一線で活躍する各学科の卒業生20名余りが保護者のテープルに加わり、業界での仕事の内容や待遇、やりがいなどについて説明しながら、保護者からの質問に一つ一つ丁寧に応えていました。
保護者の皆さんからは、「こどもは1年生だが、いつごろからどういう準備をさせたらいいのか」「総合病院と専門病院では、将来のためにどちらがいいか」「今の勤め先を決める際に、職場のどういう点を見てここに就職しようと思ったのか」「最近、新卒で就職してもすぐに辞める人が多いと聞いている。うちの子は飽きっぽいので心配だ」といった質問が次々と寄せられ、一つ一つ耳を傾けながら丁寧に回答する卒業生の姿に、お母さんたちはいちいち頷きながら、熱心にメモを取っていました。
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高校生に対する職業ガイダンスも行なわれました
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続々と会場に向かう学生たち
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会場の外の日赤の献血ブースでは就職フェアに参加した大阪滋慶学園の学生たちが献血に訪れました
■主催:大阪滋慶学園
■後援:大阪府 大阪市 大阪府教育委員会 大阪市教育委員会 社会福祉法人大阪府社会福祉協議会 社会福祉法人大阪市社会福祉協議会 公益社団法人大阪府看護協会 公益社団法人大阪介護福祉士会 公益社団法人大阪社会福祉士会 一般社団法人大阪精神保健福祉士協会 一般社団法人大阪府病院協会 一般社団法人大阪府私立病院協会 一般社団法人日本医療法人協会 一般社団法人大阪府訪問看護ステーション協会 一般社団法人大阪府専修学校各種学校連合会 朝日新聞社 フジサンケイビジネスアイ 日刊工業新聞社 産経新聞社 MBS 読売テレビ 一般社団法人大阪府臨床工学技士会 一般社団法人兵庫県臨床工学技士会 公益社団法人大阪府柔道整復師会 一般社団法人メディカルフィットネス協会 一般社団法人大阪労働協会 公益社団法人 大阪府臨床検査技師会 公益社団法人大阪府鍼灸師会 公益社団法人大阪府鍼灸マッサージ師会 株式会社薬事日報社 株式会社薬局新聞社 一般社団法人大阪府作業療法士会 一般社団法人日本慢性期医療協会 (順不同)
■協賛/協力:大阪労働局・ハローワーク(公共職業安定所)