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ザ・シンフォニーホールで学校法人新歯会東洋医療学園3校の合同入学式が挙行されました
学校法人 新歯会東洋医療学園、新大阪歯科技工士専門学校、新大阪歯科衛生士専門学校、東洋医療専門学校 3校合同入学式が4月5日(火)、大阪市福島区のザ・シンフォニーホールで挙行されました。
この日、3校合わせて549名が入学式を迎えました。新入生達は、初めて行なわれたクラシック音楽専用ホールでの式典に緊張しながら、男女ともスーツ姿で参加。迎える教職員にも新入生の緊張が伝わる中、OSMゴスペルアンサンブルによる国歌斉唱に続いて、東洋医療専門学校の太田宗夫学校長から、新入生を代表して同校鍼灸師学科(昼間部)、波部航也さんに入学許可書が授与されました。
3校を代表し『学校長訓辞』として新大阪歯科技工士専門学校、新大阪歯科衛生士専門学校の作田守学校長より新入生に対して「皆さんが新しい事を学ぶにあたって直面する悩みや不安、躓(つまず)いたり、くじけたりすることは誰もが経験するステップなのだと考えて、乗り越えて初志を貫徹していただきたい」と訓辞がありました。
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東洋医療専門学校 太田宗夫学校長
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新大阪歯科技工士専門学校/新大阪歯科衛生士専門学校 作田守学校長
浮舟総長「これから先のプロセスを描いて下さい」 宮川理事長「反省のない学生生活を過ごして下さい」
学校法人新歯会東洋医療学園の宮川理事長からは、「一つは、反省のない学生生活を過ごしてください。二つ目は、授業中に学ぶ習慣を身に付けてください。三つ目は、良い行動管理の習慣を身に付けてください。この三つの事を心に留めて下さい」といった学生生活を始めるにあたっての言葉がありました。
また滋慶学園グループの浮舟総長より「皆さんは、将来こういう仕事をしたい、この仕事で社会に貢献したいという思い、目的をもって入学式に臨んでおられるが、たくさんある職業の中でこの仕事と決めるのは、簡単なことではなかったと思います。学校も入学前の色々なイベント等で皆さんのサポートをしてきました。そして本日、皆さんの目的を目標に変えて、卒業時に向かって、これから先のプロセスを描いて頂きたい。この入学式を単なるセレモニーではなく第一回目の授業なのだと銘打っているのは、そのためなのです。
二部での先輩たちのプレゼンテーションを見て、自分たちをイメージしてください。仕事観、勤労観を身に付けていただくのは難しいことですが、滋慶学園グループの教育への取り組みを理解していただき、皆さんは目標、目的を明確にして、主体的に学ぶ習慣を身に付けていただくとともに、仲間との人間関係を大切にしてください。自分が選んだこの素晴らしい目標に向かって、明日から一歩、一歩、あわてずに踏み出し、歩みだしてください」と祝辞を頂き、一部は閉式しました。
二部は第1回目の授業として、在校生や卒業生がデジタル化する歯科技工の最前線などを紹介
二部は、在校生や卒業生による“歯科技工デジタル化の最前線の紹介”や“健康な人生を送ってもらうための歯科保健指導”、“研究発表”などが行なわれました。
まずは、ザ・シンフォニーホールを使った第1回目の授業ということで、プロジェクションマッピングを交えたパイプオルガン演奏から始まりました。
新大阪歯科技工士専門学校の吉田副学校長より本学園の理念や教育システム、国家試験システム、就職システムについての講話のあと、各校のプレゼンテーションに移りました。
新大阪歯科技工の留学生、董さん&株式会社デンタルデジタルオペレーションの仲辻さん
最初は、新大阪歯科技工士専門学校が『歯を作る仕事は大きく変わった~アナログ技工からデジタル技工へ~』という題で、今年卒業した留学生の董千驊(トウ センカ)さんが日本語と中国語でスピーチし、デモンストレーションは主にデジタル技工を使って仕事をしている「株式会社デンタルデジタルオペレーション」に勤める本校卒業生で専攻科修了生の中辻るり子さんが行ない、今後変わっていく歯科技工をわかりやすく入学生達に見せてくれました。新入生達は先輩のかっこ良さ、技術革新が進む歯科技工の世界に目を輝かせていました。
新大阪歯科衛生2年生が歯科保健指導
続いて、新大阪歯科衛生士専門学校が『歯科保健指導』を行ないました。全ての人が歯を失うことなく、生涯健康で豊かな人生を送れるようにと啓蒙活動を行っているプレゼンテーションです。昼間部、夜間部の2年生10名が先輩として登壇、スピーチと実際臨地実習等で行っている演舞を交えて披露し、会場の雰囲気を明るくしました。
卒業生の東さんが研究発表『CAD/CAMを用いたクラウンの適合性』
次に、東洋医療専門学校の歯科技工士学科が『CAD/CAMを用いたクラウンの適合性』という題で卒業生の東亮太さんがプレゼンテーションを行いました。このプレゼンテーションは昨年、福岡県で行われた日本歯科技工学会で発表されたもので、やはり最先端のデジタル技工を行う上で必要な知識・技術など、スライドを使って講義してくれました。
ダブルライセンスに挑戦する鍼灸師学科夜間部2年生の宮原和也さん
東洋医療専門学校の柔道整復師学科からは、昼間部を卒業し現在柔道整復師を続けながら、治療家としての幅を広げようとダブルライセンス取得に挑戦している鍼灸師学科夜間部2年生の宮原和也さんが『新入生に伝えたいこと』と題してプレゼンを行ないました。宮原さんは充実している学生生活や自分の夢、そして将来への目標を伝えるスライドを紹介し、スピーチでは、先輩としてこれから経験するであろう学生生活、学ぶことの厳しさを伝えてくれました。
救急救命士学科の3年生5名が処置訓練を実演
プレゼンテーションの最後は、救急救命士学科昼間部3年生達です。近藤清志さん、澤拓巳さん、砂川泰基さん、西滝友貴さん、牧野秀一さんの5人が登場し、救急救命士が行う特定行為の処置訓練『内因性疾患のシミュレーション』を実演しました。さすが救急救命士の学生達、日頃の想定訓練をキビキビとした態度で行ってくれました。入学生達にもその雰囲気が徐々に伝わり訓練終了時の眼差しは、真剣そのものでした。
入学式の最後、ゴスペルアンサンブルとプロジェクションマッピングで入学式は終了しました。
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迫力あるゴスペルアンサンブル部の歌声
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煌びやかなプロジェクションマッピングが入学式に花を添えました
(新大阪歯科技工士専門学校 石畠 遼子)