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【東京医薬専門学校】 言語聴覚士科新入生と失語症友の会「げんき会」との交流会

交流会での「げんき会」会長あいさつ

 4月11日に東京・船堀タワーホールで、東京医薬専門学校言語聴覚士科の3年制と2年制の学生合わせて約90名を対象に、導入教育のモチベーションプログラムの一環として、市川市失語症友の会「げんき会」の協力を得て取り組んでいる交流会を行いました。この交流会は、新入生が失語症の方とふれあうことで、医療人・言語聴覚士としてのかかわり方を学ぶことを目的として実施しました。

 失語症の方ひとり(家族同伴の場合は1組)に対して、学生5~6名の16グループに分かれ、グループごとに失語症の方と「げんき会」の活動内容について事前学習した内容の答え合わせを行ったり、一緒にビンゴゲームをして楽しみました。

 学生たちは、初めてかかわる失語症の方に緊張した様子でしたが、「げんき会」の方々はご家族も含め、学生たちを暖かく迎えてくださり、非常に和やかな会となりました。

 参加した学生たちからは、「失語症の方の現状を知り、障がいの具体的なイメージにつながりました。将来、患者さんと一緒に回復に向けて歩んでいけるよう、知識や技術ををしっかり学び、患者の皆様に寄り添えるよう人間性を高めていきたい」、「失語症の方と上手くコミュニケーションがとれませんでしたが、この経験を今後の学習に活かし自身の成長につなげられるようにしたい」、「患者さんに寄り添い、多くの笑顔を取り戻せる言語聴覚士を目指したい」「言語聴覚士になりたいという気持ちが強くなった」などの声を聞くことができました。

 今回の交流を通して、患者さんの日常や職業観をイメージするために良い時間になったと思われます。私たち教職員も、学生や協力してくださった「げんき会」の皆さんの思いに応えられるよう、学生一人ひとりをしっかり育てていきたいと思います。

  • グループメンバーの自己紹介

    グループメンバーの自己紹介

  • 野菜当てビンゴゲーム

    野菜当てビンゴゲーム

  • 集合写真

    集合写真

(言語聴覚士科 藤原 麻美)